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アーツカウンシル東京ブログ

アーツカウンシル東京のスタッフや外部ライターなど様々な視点から、多様な事業を展開しているアーツカウンシル東京の姿をお届けします。

東京アートポイント計画通信

東京アートポイント計画は、地域社会を担うNPOとアートプロジェクトを共催することで、無数の「アートポイント」を生み出そうという取り組み。現場レポートやコラムをお届けします。

2017/12/26

黒子としてアートに関わる喜びー東京アートポイント計画POの仕事(1)村岡宏太

現在、アーツカウンシル東京では「東京アートポイント計画」などのアートプロジェクト関連事業を担当する職員「プログラムオフィサー(PO)」を募集しています。

▼職員の採用情報/応募方法について(2018年1月31日必着)
https://www.artscouncil-tokyo.jp/ja/news/24472/

東京アートポイント計画のプログラムオフィサーとはどういった職業で、どんな人に向いているのでしょうか? 仕事の具体的なイメージをお伝えするべく、PO歴1~3年目の若手プログラムオフィサーにインタビューしてみました。第1回は、地域の文化ホール勤務を経て、今年度からPOになった村岡宏太をご紹介します。



TERATOTERA「パフォーマンス・デイ − 秋のカラダ収穫祭 −」出演者、スタッフ、サポーターを含めた集合写真。村岡は写真左から4番目。(photo:Takafumi Sakanaka)

プログラムオフィサー・村岡宏太(むらおかこうた)

▶PO歴|1年目(2017年4月~)
▶担当事業|東京アートポイント計画「TERATOTERA」「アートアクセスあだち 音まち千住の縁」、東京アートポイント計画事業全般の庶務

Q. 前職は何をしていましたか?

以前は、横浜市内のホールでコンサートやワークショップの企画制作、学校へのアウトリーチ事業のコーディネート、市民団体との協働事業など様々なことに携わっていました。
前例がないことでも柔軟に対応できる職場環境だったので、文化のよろずやという感じで、市民や行政の方からの相談も数多く受け、行政が主催する文化事業のプロデュースや広報物のデザインなども手がけていました。コンサートだけでなく野外でのライブイベントや地域のアーティストが講師を務めるアウトリーチ型のワークショップなど、地域における文化施設の役割を模索しながら、新しいことにチャレンジしていました。

Q. この仕事を選んだ理由は?

まず前職を選んだのは、アメリカに留学していた時に公園の中にあったホールや博物館が人々の憩いの場になっていることに感動し、日本でも同じような文化拠点に関わりたいという思いからでした。ホールで8年ほど働く中で制度の課題に直面したこともあって、新しい分野を開拓しているところで挑戦したいと思い、今年度からアーツカウンシル東京でプログラムオフィサーとして働いています。人々が芸術文化に自然に関わる環境を作りたいという、当初の気持ちは今も変わっていません。


アートアクセスあだち 音まち千住の縁「Memorial Rebirth 千住 2017 関屋 プレ企画 vol.2 大巻電機 K.K presents 「ふわり◎シャボン玉@西新井第二小学校 宿泊防災訓練」」の準備風景。

Q. 仕事のやりがい、喜びは?

一緒に企画を考えたり、実現までの道のりを試行錯誤したりなど、現場の頑張っている皆さんの力になれることが一番のやりがいです。
また、本番当日現場で皆さんの動きをサポートすることは、これまでの自分の経験が活きる場面でもあります。現場の安全や円滑な運営の為に、時には口うるさく言うこともありますが、NPOの為になると信じてやっています。
個人的には、表に立つことがあまり得意ではないので、現在のような黒子の役割でアートの現場に関わることが出来ることも喜びですね。また、前職では外部に相談出来る人がほとんどおらずいつも手探りでした。東京アートポイント計画ではNPOに対してPOが伴走する仕組みになっているので、「自分がNPOの立場だったらどのようなサポートが必要か」を常に考えつつ仕事に取り組んでいます。

Q. 仕事の悩み、困ったことは?

アートポイントでは、NPOの主体性を重視するため、自分のペースで事業を進めることは殆ど出来ません。そのため、相手に合わせつつ、ベストな内容やスケジュールを見極めることがとても難しいです。先輩方は繊細な手つきと敏感なセンサーでその見極めをしているのですが、1年目の私はまだその辺りに未熟さを感じますし、悩んでいるところです。
プロジェクト実施までの具体的な行程やクリアすべき課題、実施に伴うリスクなどを想像し、より適切にアドバイスできるようになりたいと思っています。

Q. よくある一日のスケジュールを教えてください

09:30 メールチェック
10:00 事務書類作成
12:00 昼食
13:00 共催事業Aの事務局とともに公園緑地事務所へご挨拶
14:30 Aの事務所へ移動し、打合せ
17:00 共催事業Bの拠点へ移動
17:30 Bの事務局と打合せ
19:00 イベント会場へ移動 事業の立合い
21:00 終了後、帰宅
※基本の勤務時間は9:30~18:15。例はイベント立合いがある日の勤務スケジュールです。


自主企画の発信イベント「Artpoint Meeting」はプログラムオフィサー全員で運営。

Q. プログラムオフィサーの仕事を一言で言うと?

支える人(事務局、アーティスト、市民、行政など)

Q. どんな人が向いていると思いますか?

色々なキャラクターがチームにいることが強みになっているので、どういう性格が向いているというのは一言では言いづらいです。ただ、様々な立場の人の意見を尊重しつつ、話を進める必要があるので、人の話を聞くことが得意な方が向いていると思います。

Q. チームはどんな雰囲気ですか?

多様なメンバーが揃っていて、とてもいい雰囲気です。
それぞれの専門分野が異なっているので、会議の場では自分の知らないことを学ぶことも多く、刺激的です。各自が独立した考えを持っていて、程よい距離感を持ちつつ仕事をしていく関係性もとても心地よいです。

Q. 応募を考えている人にメッセージを!

この職に就いて1年しか経っていませんが、毎日学ぶことがたくさんあってとても充実しています。視野も大きく広がりましたし、自分の新しい可能性も感じています。
今のキャリアを生かして新しいことにチャレンジしたいという方にはぴったりの職場だと思います。


プログラムオフィサーを中心に中間支援のあり方について考えるTokyo Art Research Lab「地域と文化と制度の研究会」の様子。共催事業の事務局に寄りそうだけでなく、中間支援という立場で担うべき役割や、制度づくりについても議論を重ねている。


*募集についての詳細

公益財団法人東京都歴史文化財団 常勤契約職員(主事級〔東京アートポイント計画事業担当〕)を募集します。

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