アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

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アートプロジェクトの0123

アートプロジェクトのノウハウを本気で学べる連続講座

ジャンル:
  • 講座・シンポジウム

今、本当に必要なアートプロジェクトとはなにか?

最近「アートプロジェクト」という言葉をよく耳にしませんか? ここ数年、日本全国で大小様々なアートプロジェクトが開催され、そのどれかに実際に参加したことがある人も少なくないかもしれません。ではそもそもアートプロジェクトってなんのためにあるのでしょうか? それは私たちの生活に本当に必要なものなのでしょうか? アートをプロジェクトするって一体?
本講座はアートプロジェクトがもつ可能性や意義を今一度問い直し、そこから自分達に本当に必要なアートプロジェクトをつくりあげるための知識や技術を獲得することを目的とした全17回の連続講座です。アートの歴史や現状を学ぶレクチャーから、第一線で活躍するアーティストやプロデューサーの話、また文章を書くためのノウハウまで、受講者が中心となり様々なディスカッションや実践を重ねながら、ゼミ形式でのレクチャーを進めていきます。私たちが本当に必要とするアートプロジェクトを追い求め、それを実現させる担い手としての第一歩を踏み出したいあなたのご応募をお待ちしています。

4つのテーマ

アートの歴史・アートの概念を学ぶ、アーティストを知る
現代の美術の潮流をジャンルにわけ、具体例をもとに学習していきます。また現在進行形で活躍するアーティストやディレクターをゲストに招いて、彼らの作品や活動について直接話を聞いていきます。

文章力やデザイン力を身につける
アートを語ること、綴ること、デザインすることを実践方式で学びます。実際に展覧会に足を運び、展示や作品の批評にチャレンジします。また、ゲスト講師に個々の文章の評価およびレクチャーをしてもらいます。

アートプロジェクトを体感する
現在アートプロジェクトを行うディレクターやキュレーターを招き、現場のリアルな状況のお話や、将来アートプロジェクトに携わりたい受講生に向けてアドバイスなどをいただきます。

隣人と議論する
本講座はゼミ形式で行われ、毎回何らかのテーマに沿って、共に受講する参加者とディスカッションを重ねていきます。議論を重ねる中から、 最終的には各受講者が自分自身の思い描くアートプロジェクトのイメージを形成することを目指します。

講座各回のスケジュールについては、こちら(PDF)をご覧ください。

ゲストプロフィール

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いちむらみさこ (アーティスト)
2003年から東京の公園のブルーテント村に住み始め、同じテント村住人の小川てつオと一緒に物々交換カフェ・エノアールと絵を描く会を開いている。2007年にホームレスの女性たちのグループ「ノラ」を立ちあげる。国内外で、資本主義の問題や反ジェントリフィケーション、フェミニズムなどに関連する発表を行っている。現在、反オリンピックの活動を展開中。著書に「Dearキクチさん、ブルーテント村とチョコレート」(キョートット出版、2006年)

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小泉明郎 (アーティスト)
1976年生まれ。チェルシー・カレッジ・オブ・アート・アンド・デザイン(ロンドン)にてアートを学ぶ。国内外で映像やパフォーマンスによる作品を発表している。主な個展に「帝国は今日も歌う」デ・ハーレン・ハーレム美術館(オランダ2016年)「捕われた声は静寂の夢を見る」アーツ前橋(2015年)、「Project Series 99: Meiro Koizumi」ニューヨーク近代美術館(2013年)、「MAM Project 009:小泉明郎」森美術館(東京2009年)など。その他、モントリオール・ビエンナーレ(2016年)、「第一回あいちトリエンナーレ」(2010年)などに参加。

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山本篤(アーティスト)
1980年 東京生まれ。2003年多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。映像・パフォーマンスを中心に制作/発表している。東京都在住。個展:「2016」(アートセンター Ongoing、2016年)、「ROAD MOVIES」(アートセンター Ongoing、2016年)グループ展:「国立奥多摩映画館」(国立奥多摩美術館、2016年)「TERATOTERA祭り– SPROUT–」(三鷹市内、2015年)

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ペピン結構設計(演劇集団)
1999年結成。STスポットやBankARTなど横浜を拠点に活動の後、一貫して「場所」から立ち上がる作品づくりにこだわる。商店街の空きテナント・通りを使った移動型演劇『対岸の火事』(2012年/北九州)、『ファンタスティック・アーケード・プロジェクト』(2014年/北九州)、演劇まちあるき『パラダイス仏生山』(2014~16年/高松)、『ギブ・ミー・チョコレート!』(2017年/横浜)など、演劇からアートプロジェクトまで横断的に手がける。http://pepin.jp

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福住廉(美術評論家)
1975年生まれ。著書に『今日の限界芸術』、共著に『日本美術全集第19巻:拡張する戦後美術』ほか多数。「artscape」「共同通信」で連載しているほか、「今日の限界芸術百選」(まつだい「農舞台」、2015)など展覧会の企画も手がける。現在、東京藝術大学、女子美術大学、多摩美術大学非常勤講師。

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港千尋 (NPO法人Art Bridge Institute代表理事)
1960年生まれ。写真家・著述家。多摩美術大学美術学部情報デザイン学科教授(映像人類学)。早稲田大学政治経済学部卒業。2013年より国際交流基金国際展事業委員を務める。群衆や記憶など文明論的テーマをもちつつ、研究、作品制作、展覧会、出版、キュレーション等、幅広い活動を続けている。著作『記憶-創造と想起の力』(講談社/1996)でサントリー学芸賞、展覧会「市民の色」で伊奈信男賞を受賞。あいちトリエンナーレ2016芸術監督。新刊に『言葉の宇宙船-わたしたちの本のつくり方』芹沢高志+港千尋(ABI+P3共同 出版プロジェクト)。

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窪田研二 (インディペンデント・キュレーター)
上野の森美術館、水戸芸術館現代美術センター学芸員を経て2006年よりインディペンデント・キュレーターとして活動。2008年よりKENJI KUBOTA ART OFFICE 代表。政治、経済といった社会システムにおいてアートが機能しうる可能性をアーティストや大学、企業などと協働し、様々な文化的フォーマットを用いて試みている。「X-color グラフィティ in Japan」(水戸芸術館現代美術センター、2005年)、「マネートーク」(広島市現代美術館、2007-2008 年)、「六本木クロッシング2010-芸術は可能か?」(森美術館、2010年)、「Don’t Follow the Wind」(福島の帰還困難区域内某所、2015年-)他、国内外の展覧会キュレーションを多数手がける。

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Minatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]
名古屋の港まちをフィールドにしたアートプログラム。名古屋港エリアでまちづくりを推進する「港まちづくり協議会」が母体となり『Minatomachi POTLUCK BUILDING』を拠点に、現代美術の展示やスクールプログラム、空き家活用など様々なプロジェクトを展開している。http://www.mat-nagoya.jp

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青田真也 (美術家/MAT, Nagoyaプログラムディレクター)
1982年大阪府生まれ。名古屋市在住。2006年京都 精華大学芸術学部造形学科版画専攻卒業。2008年 愛知県立芸術大学大学院美術研究科油画専攻修了。主な個展に「個展」(青山|目黒、東京、2010年)、「Shinya Aota 2014」(青山|目黒、東京、2014年)、主なグループ展に「あいちトリ エンナーレ2010」(長者町会場、愛知、2010年)、「日常/オフレコ」(神奈川芸術劇場、2014年)、「MOTアニュアル2014」(東京都現代美術館)などがある。http://www.shinyaaota.com

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野田智子(アートマネージャー/MAT, Nagoyaプログラムディレクター)
1983年岐阜県生まれ。成安造形大学芸術学部芸術学科卒業、静岡文化芸術大学大学院文化政策研究科修了。無人島プロダクション、NANJO and ASSOCIATESにて、アーティストのマネジメント、作品販売、国際美術展の広報業務などに携わる。2014年より個人事務所「一本木プロダクション」を設立し、ジャンルや環境にとらわれず表現者の作品マネジメントを行う。アーティストユニット「Nadegata Instant Party」メンバー。http://ichipro.jp

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吉田有里(アートコーディネーター/MAT, Nagoyaプログラムディレクター)
1982年東京都生まれ。名古屋市在住。多摩美術大学大学院美術研究科芸術学専攻修了。2004年~2006年芦立さやかとともに「YOSHIDATE HOUSE」(横浜)を運営。 2004年~2009年BankART1929勤務。2009年~2013年あいちトリエンナーレのアシスタントキュレーターとして、まちなか展示の会場である長者町エリアを担当。現在は、港まちづくり協議会事務員、名古屋の港まちをフィールドにしたアートプログラムMinatomachi Art Table, Nagoya[MAT, Nagoya]の共同ディレクターをつとめる。http://www.mat-nagoya.jp

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相馬千秋 (芸術公社代表理事)
アートプロデューサー。横浜の舞台芸術創造拠点「急な坂スタジオ」初代ディレクター(2006–10年)、国際舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」初代プログラム・ディレクター(F/T09春~F/T13)を経て、2014年NPO法人芸術公社を設立、代表理事 として国内外で舞台芸術に関するプロデュースやキュレーションを行っている。2015年フランス共和国芸術文化勲章シュヴァリエ受章。2016年より立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授。

受講費

30,000円(学生15,000円)

定員

20名

応募について

応募方法
件名を『アートプロジェクトの0123申込』とし、以下をご記入の上、info@teratotera.jpまでメールにてお申込みください。
1. お名前(フリガナ)
2. 郵便番号
3. 住所
4. 電話番号
5. メールアドレス
6. 一般or学生
7. 所属
8. 下記の応募課題(A、B各300字程度)

応募課題
A. あなたにとってのアートとは何ですか?自分自身の体験をふまえて綴ってください。
B. 講座に参加しようと思った理由と、受講後の抱負。

応募締切
6月11日(日)締切

※お預かりした個人情報は、主催者からの連絡のみに使用し、厳重に管理します。

お問い合わせ

TERATOTERA事務局(一般社団法人Ongoing)
TEL:090-4737-4798
E-mail:info@teratotera.jp

開催場所

アーツカウンシル東京ROOM302
(東京都千代田区外神田6-11-14 3331 Arts Chiyoda 3F ROOM302)

チラシ

クレジット

主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、一般社団法人Ongoing