アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 開催終了

Sharing Session

Stories behind “How do we meet? How can we meet?“ 多文化な若者たちの居場所づくり それぞれの現場から見えてきたいま

ジャンル:
  • アートプロジェクト

2018年1月、「東京23区の新成人8人に1人が外国人」という報道があったように、私たちの日常はこれまで以上に多様な価値観、文化を背景としている人と接する機会が増えています。多様性を尊重し、異なる文化をつなぐ経験を持ち合わせたダイバーシティ人材の需要がますます高まっていく中、『移民』の若者たちはこれからの東京の未来を担う可能性を秘めているでしょう。

本事業はアートプロジェクトを通じて、こうした可能性を育むために、若者たちが集うことのできるコミュニティをつくるところからはじめました。今回のSharing Sessionでは、若者たちが集う新たなコミュニティづくりを試みるプロセスについて報告しつつ、次への実践について参加者を交えて考えていきます。

第一部では、移民の若者たちが多く在籍する都立定時制高校に焦点をあて、移民の若者たちのエンパワメントについて研究している徳永智子さん、都立定時制高校で多文化な若者たちを長らく支えてきた角田仁さんをゲストに迎え、高校・大学・NPOの三者連携による多文化な若者たちの居場所づくりについて報告します。

第二部では、今年度新たな試みとして始動した、ユースたちの新たな出会いや関わりを生み出すことを目指すリサーチプログラムのアーティスト・武田力さんをゲストに迎えます。フィリピンをはじめとした国内外での活動についてお話を伺いながら、東京でのリサーチの実感や今後の可能性をディスカッションしていきます。

登壇者プロフィール

徳永智子
慶應義塾大学国際センター特任講師。東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得満期退学、米国メリーランド大学カレッジパーク校より博士号(教育学)取得。日本学術振興会特別研究員(PD)を経て現職。専門は異文化間教育、教育社会学、教育人類学。日本・アメリカ・インドネシアで育った背景を生かし、日本とアメリカで多文化の若者の居場所づくりやエンパワメントの研究・実践を行っている。複数の文化や言語のはざまを生きる子ども・若者の力や強さが発揮できる教育支援・社会のあり方を模索している。

角田仁
都立一橋高校定時制教員。都立大森高校・小山台高校の夜間定時制に勤務。外国にルーツのある生徒との出会いから、多文化共生の教育に取り組んできた。日本語を母語としない親子のための高校進学ガイダンスを地域の支援者と立ち上げ、外国ルーツの子どもたちの高校進学をサポートしている。

武田力
アーティスト、民俗芸能アーカイバー。
とある幼稚園での勤務を経て、演劇に俳優として関わり始める。
2012年より自身での創作を開始。「警察署員の説教」「糸電話」「たこ焼き」など演劇らしからぬ素材を用いるが、それらはアジアの民俗芸能に着想を得ている。また実際、滋賀県内の過疎集落にて800年以上継がれてきた六斎念仏踊りの継承をパフォーミングアーツの立場から担っている。アーツコミッション・ヨコハマ2016年, 17年度クリエイティブ・チルドレン・フェローシップアーティスト。

料金

無料(事前申込優先、定員30名)

申込方法

こちらのフォームよりお申し込みください。

※いただいた個人情報はBetweens Passport Initiativeのお知らせやご連絡にのみ利用し、厳重に管理します。なお、個人情報を当法人より第三者に提供することはございません。

お問い合わせ

一般社団法人kuriya
E-mail:contact@kuriya.co

開催場所

3331 Arts Chiyoda ROOM302(東京都千代田区外神田6丁目11-14-302)

チラシ

クレジット

主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、一般社団法人kuriya