アーツカウンシル東京が主催・共催するイベント情報

  • 開催終了

TERAKKO企画「踊り念仏」

ジャンル:
  • アートプロジェクト

踊り念仏とは、読んで字のごとく、街や路上にて太鼓や鐘をたたくなどして、拍子を取り、踊りながら念仏を唱える所作のことを指します。

来る2018年の夏、現代版の「踊り念仏」を阿佐ヶ谷の商店街にて開催します。これは、ただ参加者の皆さんと踊り狂い、念仏を唱えるイベントではなく、アーティスト武田力さん監修による参加者を巻き込んだ演劇パフォーマンスです。

現代版の「踊り念仏」では、参加者が「イブツ(異物)」と考えるパフォーマンスを通して、街に非日常的な風景を生み出します。何を「イブツ」と思うか、どんな存在を「イブツ」と感じるかは参加者の皆さんにお任せしています。

そもそもイブツ(異物)は、「普通とは違ったもの。違和感を与える奇異なもの」という意味です。
普通であることが当然とされ、暗黙的に強制される今の社会で、「普通とは違ったもの=イブツ」を演じることで、見えてくるもの感じるものは何か。パフォーマンスを通して得た発見を皆さんで考え共有したいと思います。

普通の自分が何気なく歩く東京の街並みは、イブツの目からはどのように映るのでしょう。
いつもと違う日常、ズレを体感しに、ぜひ夕暮れ時の阿佐ヶ谷の街にお越しください。(テラッコ 浪江)

TERAKKO企画とは
アートプロジェクトの実施運営を担う人材の育成を目指し、ボランティアスタッフ「TERAKKO(テラッコ)」が企画立案から進行管理、運営などを行い、企画実現までの工程や技術を実践的に学ぶプログラムです。
今年度は、スポーツとアートを組み合わせた企画「駅伝芸術祭」と阿佐ヶ谷の商店街を舞台にした「踊り念仏」を実施します。

アーティストメッセージ

主体的に都市と関わろうとする行為をこの作品では〈踊る〉と呼んでいます。あなたは都市と踊れているのか? 都市に踊らされているのか?

それぞれの都市にはこれまでの歴史や社会課題などに応じて、巧みに、そして多様にデザインが施されています。この文章は「それを元に〈踊って〉みませんか?」というお誘いです。難しくはないはずです、あなたがこの東京という都市とどう関係をもって生きているのかという茶飯なことなので。いや、それが難しいのか。

武田力

アーティストプロフィール

武田力(たけだ りき)
演出家、民俗芸能アーカイバー。
とある幼稚園での勤務を経て、チェルフィッチュや飴屋法水氏の演劇に俳優として関わる。
近年から自身での制作を開始。「糸電話」「警察署員の説教」「たこ焼き」など、演劇らしからぬ素材を作品に用いるが、それらは民俗芸能の構造に着想を得ている。また、過疎の進む滋賀県内のある集落にて継がれてきた六斎念仏踊りの「継承」を担う。こうした相互的な民俗芸能との関わりから、社会課題を軽やかに観客と思考する作品を展開している。
アーツコミッションヨコハマ2016, 17年度クリエイティブ・チルドレン・フェローアーティスト。
http://riki-takeda.com

定員

15名(先着順)

参加費

無料

申込方法

以下のフォームから、必要事項を入力の上、申込みをお願いいたします。
https://goo.gl/forms/S9W9rTDBphSww9et2
※定員になり次第締め切りとさせていただきますので、お早めにお申込ください。
※お預かりした個人情報は、主催者からの連絡のみに使用し、厳重に管理します。
※プログラムは変更になる場合があります。

応募締切
8月11日(土)まで

お問い合わせ

TERATOTERA事務局
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町1-8-7 Art Center Ongoing内
TEL:090-4737-4798
E-mail:info@teratotera.jp

開催場所

スターロード商店街(東京都杉並区阿佐ヶ谷北2-1-1)

クレジット

主催
東京都、アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、一般社団法人Ongoing