若手アーティストを対象に、都営住宅や公社住宅の空き店舗を活用したアトリエを利用しやすい料金で貸し出している「START Box」。
START Boxで活動するアーティストの作品発表の機会として、有楽町アートアーバニズムYAUの協力を得て、昨年度に引き続き「START Box EXHIBITION vol.2」を開催します。ぜひご来場ください。
【開催日】
2024年9月3日(火)~8日(日)12:00~18:00 ※3日のみ20:00まで
【開催場所】
国際ビル1階 YAU CENTER(千代田区丸の内3-1-1)
【内容】
START Boxで活動するアーティストが制作した作品等を展示。ライブペインティングやトークイベントの実施。
◆出展作家のYUSEI氏によるライブペインティングを実施します。(※参加無料、予約不要)
日時:9月3日(火) 18:00~20:00
◆インディペンデントキュレーターの長谷川新氏をゲストに迎え、出展作家によるギャラリートークを実施します。(※参加無料、予約不要)
第1回:9月7日(土) 14:00~15:00:阿久根瑠聖、田中唯子、広光、藤瀬朱里
第2回:9月7日(土) 16:00~17:00:林田真季、ヒラヤマミオ、中村亮一
無料
【参加アーティスト】
阿久根瑠聖(あくね・りゅうせい)
2001年鹿児島県生まれ。日本大学芸術学部美術学科絵画コース卒業。幼少期から住んでいる団地を絵画空間の場として設定し、その上に現代社会の出来事を組み合わせ、自身と出来事の関係性を考察した作品を制作している。2023年「IdemitsuArt Award」、2024年「FACE2024」、「月刊美術presents 美術新人賞デビュー」入選。
三本木歓(さんぼんぎ・かん)
1990年東京都生まれ。東京大学大学院工学系研究科修了。場所のもつ固有の文脈や既存のイメージを、主に建築的な視点・思考で再解釈し、日常的な観点からは見落とされてしまうような、構造や連環を顕在化させる空間表現を展開する。そこから喚起された認識は、主題の出発点と終着点が時に反転したり並走したりすることによって、複合的な意味や様相を帯びていく。隣接するもの同士の関係性から始まり、その対象を徐々に敷衍させつつ、多様な手法で制作を試みる。
田中唯子(たなか・あいこ)
1991年東京都生まれ。女子美術大学大学院美術研究科版画研究領域修了。主に、写真や映像が人に対して与える心理的影響に着目している。報道写真や映像など既存メディアから得られる情報を元に、様々な版画の技法や鉄錆を紙や石膏に写し取る技法を用いて版画作品を制作。主な参加に2022年「伝えたい情景~木版画家・山岸主計と現代作家たち~」など。
中村亮一(なかむら・りょういち)
1982年東京都生まれ。2002年東京造形大学入学(2003年渡独を理由に退学)。現代社会における多様性や共存の在り方に着目し、2015年から「a study of identity」シリーズに取り掛かる。2015年公益財団法人ポーラ美術振興財団在外研修助成、2018年ビル&メリンダ・ゲイツ財団に作品収蔵、2019年都美セレクショングループ「星座を想像するようにー過去、現在、未来」その他展覧会多数。
林田真季(はやしだ・まき)
1984年大阪生まれ。2023年ロンドン芸術大学ロンドン・カレッジ・オブ・コミュニケーションMAPhotography 修了。写真というメディアとその様々な形態に興味を持ち、デジタルとアナログ両方のプロセスを試しながら、社会を反映する現代アートとしての写真に挑戦する。また、写真と環境の相反する関係を落とし込むことによって、デジタル時代における写真メディアの物質性と複製性を問いかける。2024年第17回「shiseido art egg」入選をはじめ、国内外で作品を発表している。
ヒラヤマミオ
1999年福岡県生まれ。武蔵野美術大学空間演出デザイン学科卒業。マイナスの感情の中にあるポジティブな側面についての制作を行っている。過去作では、コロナ禍の緊急事態宣言時や、顔面神経麻痺での入院時など、“孤独を感じる状況”から生まれた、いつもとは異なる視点や、自分なりの遊びを作品にしている。2021年「いい芽ふら芽 in TOKYO」入賞、他受賞。
広光(ひろみつ)
1989年富山県生まれ。愛知県立芸術大学美術学部デザイン・工芸科デザイン専攻卒業。遊び心ある多層的な画面構成と写真表現の幅広さを特徴としファッション・アート等の撮影を手掛ける。鈴木彩加とのアーティストユニット OOUU(オーユー)では、写真とドローイングによる発句と返答を繰り返すCorrespondence(= 往復書簡)を発表。NONIO ART WAVE AWARD 2019 石井孝之賞受賞。
藤瀬朱里(ふじせ・あかり)
「ラインの解体と構築」に着目しその軌跡を捕まえることで、世界を理解するための新しい言語の構築を試みている。ドローイングを軸として制作を行う中でその概念を拡張することにも関心を持ち、リサーチャーとして国際的なコンテンポラリードローイングの研究にも携わっている。
YUSEI
1986年福島県福島市生まれ。10代後半にストリートアートに影響を受け活動を開始。 フリースタイルを重視したライブペインティングやミューラルを得意とし、自然と都会的なイメージを融合したアブストラクトなスタイルで描く。近作に2024年川崎市、クロアチア リエカ市との友好プロジェクトにおけるミューラル。アート集団「輪派絵師団」メンバー。アートメディア「BEHIND THE WALL」主宰。
【ゲスト】
長谷川新(はせがわ・あらた)
インディペンデントキュレーター
主な企画に「クロニクル、クロニクル!」(2016-17)、「不純物と免疫」(2017-18)、「グランリバース」(2019-)、「αM Project 2020-2021 約束の凝集」(2020-21)、反戦展(2022-)、「奈良・町家の芸術祭はならぁと2023 宇陀松山エリア SEASON 2」(2023)など。「日本戦後美術」を再検討する「イザナギと呼ばれた時代の美術」を不定期連載中(Tokyo Art Beat)。
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京
企画部企画課企画係
TEL:03-6256-8853(平日10:00~18:00)
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2024年9月3日(火)~8日(日)12:00~18:00 ※3日のみ20:00まで
国際ビル1階 YAU CENTER(千代田区丸の内3-1-1)