映画分野の人材育成事業「タレンツ・トーキョー2024」プレイベント開催!修了生を招き、「映画界のジェンダー意識と働き方」についてトーク
2024年11月25日(月)~12月1日(日)にメインプログラムが行われるタレンツ・トーキョー2024。
今年は「To Love is To See」というテーマのもと、今後活躍が期待されるアジアの若手監督・プロデューサーが持ち込んだ企画のブラッシュアップを行います。一般公開の対象となる公開プレゼンテーションも、11月28日(木)に開催します(公開プレゼンテーションの取材観覧は要事前登録)。
それに先立ち、タレンツ・トーキョー2024では、プレイベントとして修了生を招いたトークイベントを開催します。ゲストには、プロデューサーの曽我満寿美氏(TT2011)、宮瀬佐知子氏(TT2022)の他に、北川未来氏(TT2020)、司会に歌川達人氏が登壇。ようやく議論されるようになった映画界のジェンダー意識と働き方について、現場目線から見た実情や今後の変化に向けた期待を述べてもらいます。
プレイベントの観覧には専用フォームより事前登録が必要です。
詳細は下記URLからご確認ください。
https://talents-tokyo.jp/news/pre_event2024
曽我満寿美(Spanic Films合同会社 代表プロデューサー)
2社の映画制作会社でAPとして邦画製作に携わる。タレンツ・トーキョー2011に参加。独⽴後、短編映画 『Oh Lucy!』(⽇本・シンガポール・⽶合作)を共同プロデュースし、カンヌ国際映画祭(2014年)、サンダンス国際映画祭(2015年)で正式上映・受賞する。⽇本・フィリピン・マレーシア合作映画『Diamonds in the Sand』は、タレンツ・トーキョー・アワード受賞、⽂化庁/国際共同製作映画への⽀援を受け、フランスで⾏われたトリノフィルムラボでは観客賞を受賞。 監督ジャヌス・ビクトリア初の長編となる同作は、主演にリリー・フランキーを迎え、2024年の東京フィルメックス-メイド・イン・ジャパン部門で公式上映される。
また、共同プロデューサーを務める『TENEMENT』(カンボジア製作・2024年ロッテルダム国際映画祭プレミア)、『Kono Basho』(フィリピン製作・2024年シネマラヤ映画祭プレミア)も、2025年に日本での劇場公開を予定、準備を進めている。
2019年に⾃⾝の制作プロダクションSpanic Films合同会社を設⽴し、世界の観客に届く【⽇本映画作り】 を⽬指し、海外との共同製作を中⼼に企画、製作、配給を⾏っている。
北川未来(映画作家)
石川県出身。東京学芸大学 表現コミュニケーション専攻卒業。
在学中に単身で渡米、UCLA Extension にて映画製作を学ぶ。
2019年、ロサンゼルスで撮影した 短編映画 『Fiction』 が第30回東京学生映画祭短編部門観客賞を受賞。
2020年には舞台『4.48 PHYCHOSIS』(演出:川口智子)にて映像演出、またタレンツ・トーキョー2020 に参加、初長編企画となる『KANAKO』が Special Mention を受賞。2024年、最新作『誰もおらん家』が第38回イメージフォーラム映画祭東アジア・エクスペリメンタル・コンペティション部門にてノミネート。
宮瀬佐知子(脚本・監督・プロデューサー)
日本を拠点とする映画プロデューサー、監督。2009年にフィリピンの障害児施設を被写体にしたドキュメンタリー映画『SANLIBUTAN』を監督。同時に数々のドキュメンタリー作品の制作を経験する。2011年東日本大震災での取材をきっかけに脚本執筆を始め、助監督、AP、キャスティングなども経験。その後、プロデューサーとして参加した『君が世界のはじまり』が劇場公開。映像制作チームARRDEP を主宰し、近作は監督作として『About Beginning Of My Journey』や『Creating The Imaginary』、アソシエイトプロデューサーとして『宝島』(2025年公開予定)など。ロッテルダムラボ2020、タレンツ・トーキョー2022の修了生。
司会:歌川達人(映像作家・Japanese Film Project理事)
1990年生まれ、北海道出身。映像作家。大学卒業後、フリーランスとしてNHK番組やCM、映画の現場で働く。初監督の中編ドキュメンタリー『カンボジアの染織物』がカンボジア国際映画祭2018などで上映。中編『東京2018 プノンペン』がFestival/ Tokyo18にて展示上映。短編『時と場の彫刻』がロッテルダム国際映画祭2020、Japan Cuts 2020などで上映。初の長編ドキュメンタリー映画『浦安魚市場のこと』は全国20以上の劇場で公開。2022年より一般社団法人Japanese Film Project 代表理事として、映画業界のインクルージョンや働く環境に関する調査や事業も行う。公益財団法人トヨタ財団2024研究助成プログラムに採択され、研究領域でも活動している。他にも、主に地方で映画上映の企画やキュレーションに携わっている。2025年春より、東京大学大学院学際情報学府博士前期課程在籍予定。
タレンツ・トーキョー実行委員会事務局 担当:林
E-mail:talents@talents-tokyo.jp