若手アーティストを対象に、都営住宅や公社住宅の空き店舗を活用したアトリエを利用しやすい料金で貸し出している「START Box」。
START Boxで活動するアーティストの作品発表の機会として、今回で4度目の実施となる「START Box EXHIBITION vol.4」を開催します。
9名のアーティストの作品展示、ギャラリーツアー、ゲストを交えた出展作家とのディスカッション、トークイベントも開催いたしますので、ぜひご来場ください。
【開催日】
2025年8月23日(土)~31日(日)平日10:00~21:00 土日祝10:00~17:00
★初日オープニングレセプション
8月23日(土)18:00~20:00 ※予約不要
【開催場所】
Tokyo Innovation Base 1階(千代田区丸の内3-8-3)
【内容】
START Boxで活動するアーティストが制作した作品等を展示。ギャラリーツアー、ゲストを交えた出展作家とのディスカッション、トークイベント等も実施。
◆YAU SALON
芸術文化活動に従事する人々を迎え、国内外で事業を展開する企業や団体等との交流を深める対話イベント「YAU SALON」を開催します。
【登壇者】南条嘉毅(アーティスト)、鶴岡優子(寺田倉庫株式会社広報グループリーダー)
【モデレーター】深井厚志(YAU)
【日時】8月27日(水)18:30~20:30
◆アーティストトーク
ゲストに松本美貴子氏(ポーラ ミュージアム アネックス ディレクター)を迎え、出展者によるアーティストトークを実施します。
【日時】8月31日(日)第1部14:00~15:00 / 第2部15:30~16:30
その他展示作品を解説するギャラリーツアー等のイベントを開催します!
Peatixイベントページからお申込みください。
*申込には事前にPeatixのアカウント登録が必要です。
無料
【参加アーティスト】
尾形凌(おがた・りょう)
2001年4月東京都生まれ。2020年4月東京藝術大学美術学部先端芸術表現科入学、2024年3月学部卒業、東京藝術大学先端芸術表現科修士2年在籍。現代における妖怪や不可視の存在たちを作品の主題とし、絵画や立体、アニメーションなどを通じて表現している。加えて妖怪と人間の狭間やあの世とこの世の狭間に存在する世界を描く事でそれらを可視化することを試みている。
齊藤隆嗣(さいとう・たかつぐ)
1998年東京都生まれ。東京藝術大学大学院絵画専攻修了。政治哲学や幼少期の記憶を手がかりに、架空のファウンドオブジェクトやインスタレーションを制作。絵画や立体、グラフィックなど多様なメディアを通じて、異界とそこに至る手段、そこに関わる私たちの振る舞いや関係性の再考を促す。近年の主な展示に個展「It’s Only a Paper Moon」(Art Studio KYOK、2023)、グループ展「DOOMs」(SOM gallery、2023)「1998_oid」(LURF gallery、2025)など。
國分蘭(こくぶん・らん)
東京と北海道を拠点にフリーランスのフォトグラファーとして活動。地理的、歴史的な境界をテーマに作品を制作する。主な展覧会に「Looking for Herring」(天神山アートスタジオ、札幌)、「In the Pool」(KG+五条坂京焼き登り窯, 京都)「Behind the Terrain」(Yogyakarta, Hanoi, 東京の巡回展)「Yukisnowschneesneg」(Atelier Alen, Munich)など。海外のアートフェアにも出展。
山田ゆり(やまだ・ゆり)
東京都出身。東京藝術大学大学院美術研究科博士課程在籍。フィールドワークや住民インタビューを通じて、個人が認識する「社会」のイメージの変容を探求し、インスタレーション作品を制作する。また、リサーチャーとして、地域型アートプロジェクトにおけるアーティストと地域住民の関係性を研究している。主な展示に「狭間」(ベルリン日独センター、ドイツ・ベルリン、2024)、「 差異をまなざす vol.4 COMPASS」(ミュンスター美術アカデミー、ドイツ・ミュンスター、2024)など。
眞鍋美祈(まなべ・みのり)
東京都生まれ。言語表現、人間の視点と身体性に着目した作品制作を主軸とし、誰もが身体を通して楽しみ、物事をとらえ直すことのできる体験の創出を目指している。個展に「multi-lingua-body」(公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京[ スタートアップ助成])、受賞歴にSICF20ワコールスタディホール京都奨励賞など。東京大学工学部機械工学科卒業、同大学大学院学際情報学府学際情報学専攻先端情報表現コース卒業。
小林誠一(こばやし・せいいち)
1994年新潟県生まれ。作品制作の過程やそれに伴う肉体労働に焦点を当てた絵画を作っている。主にスクリーン印刷を用い制作を行っており、プログラミングにより生成した画像を油彩でカンヴァスに定着させる「パターンペインティング」、スクリーンとその目止め剤のみを使い、版そのものの画像を出力する「Crumpled (くしゃくしゃの)スクリーン」などのシリーズがある。
大久保迪子(おおくぼ・みちこ)
1989年群馬県生まれ。慶應義塾大学卒業後は約1年間IT 企業に勤めるが、絵画制作の活動をするため退職し、多摩美術大学造形表現学部で油彩を学ぶ。三菱商事アート・ゲート・プログラム入選(第37,39,41回)。2020年「ビクトリーブーケ展」出品(佐藤美術館)。ナカジマアート(銀座)、大阪髙島屋、横浜髙島屋、松坂屋上野店で個展。その他グループ展出品。現在のテーマは鑑賞者の「刺激となる作品」を作ること。絵画で「抽象」や「具象」に限られない制作をしている。鑑賞者の経験や思いを重ねてもらい、作品や制作者とのやり取りをきっかけに新しい視点が生まれ、日々の生活の刺激となるような作品を目指す。
馬渕一樹(まぶち・かずき)
2019年東京藝術大学大学院美術研究科GAP専攻修了。誰の話も入ってこない、穏やかな部屋にいる。窓を開けて外の風を中へと入れる。何が聞こえる?ぼけっとした部屋の中へと混じり入る、そんな気分。ふと他人の描いた絵なんて見ても見なくていいものだと思えたりもする。そんな気分やそんなことが重要だと思っているが、そんな時に自分は美術の意味を考えるが、苦しみも痛みも決して美しくはなく、ただただ無言のままでしかない。じっと黙ったままそこにいる。絵のことを考える。風があるから目的もなく歩くようにできれば良いのかもしれない。
笹原花音(ささはら・かおる)
1997年東京都生まれ。東京都立工芸高等学校卒業。普段から目にする日常のオブジェクトをデフォルメし、機能性を消失させることによって、空間や生活環境における構成の再解釈を見る人へ与える作品を制作している。主な展示歴にP.O.N.D 2023(渋谷PARCO)、海外でのグループ展にも参加し、作品の発表を続けている。
公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京 活動支援部活動支援課活動支援係
TEL:03-6261-5420(平日10:00~18:00)
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2025年8月23日(土)~31日(日)
Tokyo Innovation Base 1階(千代田区丸の内3-8-3)