共演者に伝染(うつ)さない?
宮城 聰
舞台芸術界、ライブエンターテイメント界、あるいはスポーツ界は、「いったいいつまでこの状態が続くんだろう」という不安と向き合いながらなんとか再開にこぎつけたわけですが、再開直後から次なる不安、つまり「中止の不安」と直面することになりました。
「奇想の系譜展」から思うこと
中谷 巌
東京都美術館では、平成31年2月9日から4月7日まで、「奇想の系譜展」を開催する。そこで紹介されるのは今から半世紀近く前の1970年、美術史家、辻惟雄氏によって...
二つの文化都市国際会議から東京2020を考える
―アジア都市文化フォーラム(ACCF)と世界都市文化サミット(WCCS)
吉本 光宏
◎ACCF2018:大都市における文化的クラスターの形成に向けて 9月5日から7日まで、ソウルで「アジア都市文化フォーラム(Asia Cities Cultur...
「芸術文化の投資効果」とは何か?
加藤 種男
「芸術文化で稼ぐ時代」が来たらしい。最近まで金食い虫の代名詞であった芸術あるいは文化が金を生む打ち出の小槌に変わったのだという。 たとえば、これまで保存に専念し...
芸術分野における人材育成 ―― 専門性と複合性
建畠 晢
芸術分野における人材の育成といえば、一昔前までは何はさておきアーティストの道を目ざす者への教育のことであって、ここで取り上げるような芸術活動と社会とをつなぐ人材...
アートプロボノの概要とニーズ(2)
アートプロボノの普及に向けて
綿江 彰禅
前稿では「アートプロボノの可能性 〜芸術文化団体のイノベーションに繋がるか〜」として、アートプロボノに係る専門人材と芸術文化団体のそれぞれのニーズについて述べた...
アートプロボノの概要とニーズ(1)
アートプロボノの可能性 〜芸術文化団体のイノベーションに繋がるか〜
綿江 彰禅
専門人材によるボランティア活動をさすプロボノ(Pro bono publico)という言葉をご存知だろうか。アメリカにおいて発祥し、当初は法務の専門的な知識に基...
東京文化の魅力
船曳 建夫
東京文化の魅力はその広さと、開け方と、集中にある。 京都、大阪、仙台、ふつう都市の文化的な魅力とはその地域に蓄積された生活の楽しみや、歴史遺産だろう。もちろん...
2020年に向けてフィランソロピー型の助成を
片山正夫
前回のコラムで、日本の文化政策では「助成」という方法の意義や可能性が十分認識されていないのではないかと疑問を呈した。今回はそこから一歩進んで、ひとくちに助成とい...
国際的に活躍する日本の演劇人
マティアス・リリエンタール(ミュンヘン・カンマーシュピーレ芸術総監督)に聞く
~岡田利規への劇場レパートリー作品の委嘱について~
佐野晶子
アーツカウンシル東京では平成24年度の機構発足時より、「東京芸術文化創造発信助成」(以下、創造発信助成)という助成プログラムを通じて、東京を拠点に活動する芸術団...