アーツカウンシル東京の事業

日本映画海外発信事業

海外で人気の高い旧作日本映画を、貴重な文化資源として戦略的・積極的に海外へ発信するための事業です。旧作日本映画の英語字幕製作を行い、より多くの海外映画祭等で上映される機会を創出し、日本映画文化の海外での一層の普及・浸透を図ります。

プログラム内容

【中村登 監督作品】

「夜の片鱗」 11月27日(水)18:50
19歳の芳江はヤクザの英次と恋仲になる。売春を強要されるようになり、耐えきれずに逃げ出そうとするが・・・。ろくでなしと知りつつ離れられないヒロインを桑野が好演。色彩設計やカメラワークが映像に深みのある美しさを生み、物悲しさをたたえた叙情的な世界を作り出している。
※第70回ヴェネチア国際映画祭クラシック部門出品

「我が家は楽し」 11月28日(木)12:30
裕福ではないが笑顔の絶えない家族。父が勤続25周年の表彰で金一封をもらうが、表彰式の帰り道に金をすられてしまい・・・。松竹大船調の小市民映画の伝統を受け継ぎ、豪華キャストとスタッフを確かな演出力でまとめあげた、清々しさが心に染み入る傑作。

「土砂降り」 11月29日(金)12:30
連れ込み旅館の女主人たねは、三人の子供たちと暮らしていた。母が妾であったために婚約者との縁談が破談となった長女は、キャバレーのダンサーに身を落とす・・・。結ばれぬ男女の情念だけでなく、優しさ故にねじれてしまう家族の繊細な感情を丁寧にすくい取る。

(作品紹介文 提供:東京フィルメックス実行委員会)

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主催:東京都、アーツカウンシル東京・東京文化発信プロジェクト室(公益財団法人東京都歴史文化財団)、
   特定非営利活動法人 東京フィルメックス実行委員会

有楽町朝日ホール(第14回 東京フィルメックス特集上映会場)