アーツカウンシル東京の事業

平成28年度 思考と技術と対話の学校

アートプロジェクトを動かす力を身につけるための学校です。

社会の様々な場面で立ち上がっているアートプロジェクトの現場。そこでは今ある行政や経済の仕組みとは別の発想で、地域で起こっていることに向き合い、何ができるかを考え、企画をかたちにする力が求められています。

この学校では、アートプロジェクトを動かす人に求められる能力を、「思考」「技術」「対話」という3つの言葉で表現することにしました。

「思考」は、社会動向を見据え、どのようなプロジェクトの提供が必要か、また、そのために求められるオペレーティングシステム(OS)を考える能力のこと。「技術」は、文字通りスキル。会議の設定の仕方からプロジェクトの現場の仕切り方といった実務、記録をアーカイブ化し未来へと発信すること、また評価までのマネジメントループなど、さまざまな局面で必要とされる事柄を遂行する能力。「対話」は、「思考」「技術」を鍛えるために必須の力。プロジェクトの情報を共有し、様々な立場の人と協働し、新たな展開を切り開くための能力です。

アートプロジェクト運営に欠かせない3つの基礎力を3年かけて身につける「基礎プログラム」のほか、「入門講座」や「集中講座」なども提供。アートを切り口に社会的な課題と向き合い、新たな発想でプロジェクトを構想し、かたちにしていく、アートプロジェクト運営のプロフェッショナルの育成を目指します。

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