インド西部・マハラシュトラ州に暮らす先住民ワルリ族の村の学校を舞台に、日印のアーティストが壁画を始めとした作品を滞在制作する。学校の生徒たち、学校に通っていない子どもたちは、毎日白い壁に壁画が描かれていく様子を目の当たりにする。3日間の芸術祭で、作品を入場無料で一般公開する。子どもたちにアートの力を伝えること、地域の状況を外に発信すること、教育システムやインフラの整備につなげていくことを目的としている。ウォールアートプロジェクトが主催する芸術祭として、10回目となる今回のテーマは、「森の目覚め」。ジャングルに囲まれたワルリ族の村で、アーティストたちはそこで育つ子どもたちと制作に取り組む。
招聘アーティスト:大小島真木(画家)、ツツミエミコ(版画家)、松岡亮(アーティスト)、南加絵(舞踊家)、Gauri Gill(写真家)、Rajesh Chaitya Vangad(ワルリ画家)
【ウォールアートプロジェクト】
2010年より、インドと日本の学校を舞台に日印、その他の国のアーティストを招聘し、芸術祭Wall Art FestivalとEarth Art Projectを開催。アートを媒介にした国際支援を行っている。また、2015年より芸術祭を開催してきたワルリ族の村で社会彫刻としてのノコプロジェクトを始動。ワルリ族伝統の家屋の工法と日本の空間デザインを掛け合わせ、活動の拠点となる「家」を建築。「ノコ=足るを知る」をキーワードに生物多様性と循環する暮らしのデザインである「ノコデザイン」を提唱している。
ウォールアートプロジェクト
理事長
おおくにあきこ
〒157-0065 世田谷区上祖師谷7-6-1-201
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マハラシュトラ州立カダキーパダ小学校(インド)