2012年開館いたしました「国立奥多摩美術館」。2年という歳月。雨風に耐え、そして今年の大雪。あと1日降り続いていたらつぶれていたのではないかという自然の猛威に脅え、更なる進化をとげて、このたび「国立奥多摩美術館 ~13日間のプレミアムな漂流~」を開催いたします。
道は整備されつくし、いたるところに解説や注釈があふれ自分の意志を超えたところで全てが調合されている現代日本。自分の意志を超えた大きな力によって流され、漂うという意味においては、過酷な漂流の真っただ中にあるのではないでしょうか。
このたび、そんな激流の中を、嬉々とし悠々と舵をきる13人の作家たちと共に展覧会を開催いたします。都心からは遠い山中に位置する「国立奥多摩美術館」、13日間という短い期間ではございますが、心より皆さまのご来場をお待ち申し上げております。
参加作家≫赤石隆明・牛島達治・小鷹拓郎・こようちひろ・Colliu・関野吉晴・武田龍・永畑智大・二十二会・松尾勘太・山本篤・和田昌宏
【国立奥多摩美術館】
「国立奥多摩美術館」では、モノ作りに関わる人間にとって無視できない「作品制作」と「作品発表」についての1つのモデルケースを作りたいと思っています。作る人・、見る人が互いに影響しあい未来を変えていけるという可能性。今この世界を一緒に生きているという奇跡。この世界が隠し持つ、まだ見ぬ得体のしれない無数の可能性を、作り手と観客が直接出会う事で互いに模索していけるようなシンプルな場所にしたいと思っています。
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国立奥多摩美術館