アーツカウンシル東京の事業

小山泰介個展『SENSOR_CODE』

  • 団体名 : 小山泰介
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年個人
  • 分野 : 美術・映像

事業概要

小山泰介個展『SENSOR_CODE』は、南ロンドンのギャラリー「SEEN FIFTEEN」にて開催された展覧会である。本展では、「センサー・ベースド・イメージ」、すなわち受光素子によって記録されたデータに基づいた画像をデジタル時代の「写真」として扱うことをコンセプトとして、カメラだけでなく、ハンドスキャナーやフラットベッドスキャナーを用いて制作した作品19点を展示した。そのうち10点は幅約1m、長さ6mの長尺プリントで、会場内にランダムに天井からつり下げられ、観客が展示スペースを回遊しながら作品を体験するインスタレーションを展開した。本展は、ロンドン最大の写真アートフェア「PHOTO LONDON」に合わせて開催された現代写真イベント「PECKHAM 24」のメインプログラムとして実施され、オープニングの夜には屋外で映像作品の特別上映を行い、他にもギャラリートークなどを実施した。

プロフィール

【小山泰介】
写真家。1978年生まれ。生物学や自然環境について学んだ経験を背景に、科学的視点と実験的な制作方法を用いてポスト・デジタル時代におけるイメージメイキングの可能性を探究した作品を制作している。2009年、オランダの現代写真誌「Foam Magazine」による『Foam Talent Call 2009』選出、2012年『第15回文化庁メディア芸術祭[審査委員会推薦作品]』受賞、2015年にはスイス・ヴィンタートゥール写真美術館が主催する『PLAT(T)FORM 2015』に選抜され、2017年にはカナダ・トロントのオンタリオ美術館で開催された『AIMIA | AGO PHOTOGRAPHY PRIZE 2017』ファイナリストに選ばれる。2014年より2年間、文化庁新進芸術家海外研修制度にてロンドンに滞在し、その後アムステルダムでの2年間の活動を経て、現在は再び東京を拠点に活動中。

実施場所

シーン・フィフティーン(ロンドン/イギリス)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。