アーツカウンシル東京の事業

人工生命国際会議パブリックプログラム
アンドロイド・コンサートScary Beauty
日本科学未来館公演

  • 団体名 : 株式会社オルタナティヴ・マシン
  • 区分 : 未来提案型プロジェクト支援
  • 助成タイプ : 単年

事業概要

世界的なロボット研究家の石黒浩氏、複雑系研究者の池上高志氏ら研究者と音楽家・渋谷慶一郎ら芸術家との協働による日本の知性を結集した新規プロジェクト「アンドロイド・オペラ『Scary Beauty』」を世界の人工生命研究者が集うALIFE 2018(人工生命国際学会)のパブリックプログラムとして発表した。
カオス、自律性、人工生命の連関で生命感を醸すアンドロイド オルタ2(Alter2)が、生身の人間によるオーケストラ(28名編成、国立音楽大学学生・卒業生有志オーケストラ)を指揮。
その演奏に自らの歌と歌唱を呼応させる。先端的学術研究の上にアンドロイドと人のリアルタイムで重層的なインタラクションを核心とする総合芸術プレゼンテーション。コンセプト・演出・作曲・ピアノを渋谷慶一郎が担当。
「Scary Beauty(=奇妙な、不気味な美しさ)」の名の通り、畏怖と感動が入り混じる強固かつ独特な世界観を創造した。

プロフィール

【渋谷慶一郎】
音楽家。1973年生まれ。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。
2002年に音楽レーベルATAKを設立、国内外の先鋭的な電子音楽作品をリリースする。これまでに数多くの映画音楽やサウンドインスタレーションを発表。2012年には、初音ミク主演による世界初の映像とコンピュータ音響による人間不在のボーカロイド・オペラ「THE END」を発表。同作品はパリ・シャトレ座での公演を皮切りに現在も世界中で公演が行われており現在も上演要請が絶えない。2018年にはAIを搭載した人型アンドロイドが人間のオーケストラを指揮しながら自ら歌う、アンドロイド・オペラ「Scary Beauty」を発表。
これまでにパレ・ド・トーキョーでアーティストの杉本博司、ロボット研究者の石黒浩と、パリ・オペラ座でエトワールのジェレミー・ベランガールとなど数多くのコラボレーションを発表。世界的な人工生命の研究者である池上高志とは15年に及ぶノイズや立体音響による協働、開発を行なっている。
現在は東京とパリを拠点に活動を展開している。
http://atak.jp

お問い合わせ

アタック・トーキョー株式会社
アシスタント
吉川 佳菜
E-mail:kana.yoshikawa1989@gmail.com

実施場所

日本未来館(東京都江東区)