プロジェクト名「RAISU / ライス」は、日本及びメキシコでの主食である米をモチーフとして、両国の共通点でありながら異なる受容をされる米から出発。互いの類似点や差異を探りながら同時代のダンス表現の探求へとつなげていくことを目指し、関かおりによる新作を上演。
クリエーションから上演までのプロセスにおいては、関と6人のダンサー(3人の日本人、3人のメキシコ人)が、互いの活動拠点都市に滞在し、スタジオでのクリエーションに加えて、芸術・文化・象徴的な慣習や知識を交換するプログラム:コンタミネーションを実施。それぞれの文化的背景や新しい価値観・経験を共有する時間が、より深い交流・交感と共同作業を可能とし、国際コラボレーションにおける新たなプロジェクトモデルとして、メキシコと日本におけるコンテンポラリーダンスを通した更なる交流の発展のきっかけとなることを目指した。
(1)東京でのクリエーション・レジデンシー(5/19–6/8)
(2)メキシコでのクリエーション・レジデンシー及び作品発表(6/27–8/1)
*上演作品
hi wo mu gu(2018年初演)
振付・演出:関かおり
出演:後藤ゆう、矢吹 唯、清水 駿(関かおりPUNCTUMUN)、Paulina del Carmen Fernández、Ernesto Peart、Emmanuelle Sanders (CEPRODAC)
キュレーター/ドラマトゥルギスト:Mariana Arteaga
振付アシスタント:後藤ゆう、矢吹 唯
照明:Jésica Elizondo
サウンドデザイン:Carlos Iturralde
衣装:Mauricio Ascencio
【関 かおり(Kaori Seki)】
5歳よりクラシックバレエを学び、18歳よりモダンダンス、コンテンポラリーダンスを始めると同時に創作活動を開始。2003年より作品を発表し、13年関かおりPUNCTUMUN設立。近年はヒトや動植物の生態や感覚機能に興味を持ち、嗅覚から得る感覚などを作品要素に取り入れた作品を国内外で上演。12年岩渕貞太との共作により横浜ダンスコレクション若手振付家のための在日フランス大使館賞、同年トヨタコレオグラフィーアワード2012次代を担う振付家賞、13年エルスール財団新人賞、17年日本ダンスフォーラム(JaDaFo)賞2016受賞。公益財団法人セゾン文化財団14~17年度ジュニアフェロー。
〔主な作品〕「うとぅ り」(2017)、「を こ」(2016)、「ミロエデトゥト」(2014)、「アミグレクタ」(2013)、「マアモント」(2010)。
【関かおりPUNCTUMUN】
2013年設立。ラテン語のpunctum(小さな点、点紋、刺し傷)と、フランス語のun(1つの)からの造語であり、1つの中に小さな無数の点が集まることを意味する。
〒114-0031 東京都北区十条仲原3-13-9-301
団体せきかおり / 関かおりPUNCTUMUN
e-mail: contact.punctumun@gmail.com
森下スタジオ(東京都江東区)
Contemporary Dance Production Center (CEPRODAC) (メキシコシティ/メキシコ)
Black Box, Centro Nacional de las Artes(メキシコシティ/メキシコ)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。