アーツカウンシル東京の事業

+51 アビアシオン、サンボルハ ブリュッセル公演

  • 団体名 : 岡崎藝術座
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 演劇

事業概要

岡崎藝術座の主宰・演出を務める神里雄大が自身の家系のルーツを追い取材を重ね、2年を費やし制作した『+51 アビアシオン,サンボルハ』は、2015年2月に横浜で初演を実施。本作をブリュッセルで毎年5月に開催される国際舞台芸術祭「クンステン・フェスティバル・デザール」2016で上演。

あらすじ:
メキシコ演劇の父として有名な佐野碩の生涯及び、北海道で農業に携わる実業家の神内良一の生涯を参照するなかで、ペルーで生まれ神奈川県の川崎で育った本作の作者である神里雄大本人のルーツを辿ったセミドキュメントのような作品。劇中では、主人公の私自身を通して、日本の近代史、移民史、演劇史と移民問題や差別行動が目立つ現代社会の問題を浮き彫りにし、日本社会の新たな視点を示すことを主題としている。

スタッフ:
作・演出・美術:神里雄大、出演:小野正彦、大村わたる、児玉磨利 舞台監督:大久保歩 照明:筆谷亮也 音響:和田匡史 制作:中村茜 水野恵美 川崎陽子 

プロフィール

【岡崎藝術座】
作家でもある神里雄大が、自身の演出作品を上演する目的で2003年に結成。
ペルー生まれ川崎育ちの神里による作品は、色彩・言語感覚ともに、南米の<上から押さえつけられるような>太陽のイメージとともに、ニュータウンの無機質さ、神経質さも同時に兼ね揃えている。昨今は、政治や社会情勢への態度を積極的に作品に反映させながら、わかりあえない他者との共時性をテーマとした作品を発表している。2010年から2012年にかけ、3年連続でフェスティバル/トーキョーに参加。

実施場所

Les Brigittines(ブリュッセル/ベルギー)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。