江戸時代から続く、糸であやつる人形は、その繊細さ、演劇性において、海外でも認められている芸能である。その伝統文化を未来へ繋げるために、アトリエという小さな空間で上演回数を重ね、人形遣いの技術向上、新たな観客確保を目標に実施したものである。
■演目
夏:「釣女」、「蔦紅葉宇都谷峠」
冬:「本朝廿四孝」、「文七元結」
■出演
四代目結城一糸、結城民子、結城まりな、眞野トウヨウ、土屋渚紗
江戸伝内
【糸あやつり人形一糸座】
糸あやつり人形『一糸座』は、江戸時代から続く結城座十代目結城孫三郎の三男・結城一糸によって旗揚げされた。江戸の流れを正統に継承する座として、古典作品及び現代のアーティストとの共同作業による斬新な新作公演も行う。2015年には、イタリア・ボローニャ大学より招聘され、「伝統と前衛」をテーマにシンポジウム・レクチャー・上演を行うなど、海外での活躍も多い。海外とのコラボレーションによる芝居創りにも意欲的に活動している座である。
2022年には、結城一糸の名前を長男結城敬太が継承し、四代目結城一糸を名乗る。三代目結城一糸は、江戸時代の人形遣いの名人の名前を復活させ、江戸伝内と改名した。
〒187-0043
糸あやつり人形一糸座
制作
結城民子
TEL: 042-313-5205
FAX: 042-313-5207
e-mail: isshiza@gmail.com
一糸座アトリエ(東京都小平市)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。