世界中を席巻した“密”というキーワードを媒介に、現代邦楽アンサンブルの現在の形を世に示すとともに、音楽を介した人と人の心的コミュニケーションを今一度喚起することを本公演では企図した。当団の委嘱作品を中心に過去公演を総括しながらもより進歩的な現代邦楽の公演となった。
プログラム
1.西村 朗「邦楽合奏のためのヘテロフォニー」(2009)
2.権代敦彦「Nunc Stans~非時(ときじく)~」(2018)
3.金子仁美「地球・生命 3Dモデルによる音楽Ⅶ 邦楽アンサンブルのための」(2021)
4.一柳 慧「花鳥風月」(2008)
指揮:板倉康明
演奏:現代邦楽“考”
【NHK邦楽技能者育成会合奏団 現代邦楽“考”】
第二次世界大戦後の日本の音楽シーンの中で非常なエネルギーにより膨大なアーカイブを残してきた“現代邦楽”を今再び掘り起し、未来へ伝えるべき現代の遺産として活性化させていくことを目的に設立された。
高度な演奏技術を要すがゆえに取り上げられることの少ない名作を卓抜した演奏家らにより質の高い演奏で社会に提供することと、意欲旺盛な新進の作曲家の高度な要求に応え、斬新な感性でもって創作される新作を精力的に委嘱、発表していくことを活動の柱とする。
〒178-0061東京都練馬区大泉学園町3-20-3
現代邦楽“考”
事務局長
松本宏平
080-3415-0403
ikuseikai.sensemble@gmail.com
浜離宮朝日ホール(東京都中央区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。