本事業の目的は、日本初のユーフォニアム・テューバアンサンブルの編成の評価を高めることである。名曲再評価や新たな委嘱作品の演奏を通じて、編成の可能性を広げ、芸術性と学術的価値を向上させる。前半では福丸光詩氏の委嘱作品を含めたオリジナル作品を演奏し、後半では多様な編成の名曲と、吹奏楽界の第一人者である鈴木英史氏の編曲作品を披露する。
【Ueno Bass Clef】
2020年のコロナ禍で混沌とする中、ユーフォニアムとテューバの音楽が持つ力で何かできるという強い思いでグループを結成。全員が東京藝術大学出身でソリストやオーケストラ奏者、教師などとして活躍し、国内外のコンクールでの優勝経験を持つ実力派メンバーで構成されている。アンサンブルのレパートリーの幅や中低音楽器の方向性に疑問を持つ仲間が集まり、演奏会や講習会を通してユーフォニアムとテューバの価値を高め、その発展を促進する。2021年2月には、久保哲朗氏の委嘱作品「In Vivo 2」を初演。
旧東京音楽学校奏楽堂(東京都台東区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。