身体表現を軸とした新たな関係性を築くことを目的に、「身体表現にまつわる対話」をコンセプトに下記の6つのプログラムで構成したイベントシリーズを開催した。
1.ダンス研究者の越智雄磨による「民主化」を補助線に近現代のダンス史を辿るレクチャー
2.現在の舞踏表現を考察したテキストを題材にした読書会
3.複数の振付家が「振付」を通して対話するラボラトリー
4.同世代の振付家が交流しながらそれぞれの表現を発表したダンス公演
5.振付家・余越保子によるアクショニスト・首くくり栲象を被写体とした映像作品の上映会
6.塚原悠也(contact Gonzo)をゲストに招いた未来のダンス表現について議論するラウンドミーティング
いずれのプログラムも様々な世代の、ダンスとの関わり方が異なる人々が出会い、語り合う機会となり、新たな関係性を育むと共に、コンテンポラリーダンスを多角的・複層的に考察・実践する機会となった。
企画・進行は吉田拓、運営は山田有浩と黒瀧保士を加えた3名で行った。いずれも振付家・ダンサーであり、事業を通して作品発表とは異なる手段でダンスと社会と接続する方法を探求した。
【Phyms】
2022年、振付家・ダンサーの吉田拓によって設立。身体表現アーティストの協働機会を創出するプロジェクト。2022年2月、Whenever Wherever Festival 2023にてパフォーマンス「and then to」を発表。2023年1~3月、イベントシリーズ「WEEKENDS」を開催。「WEEKENDS」は企画者の吉田に加え、振付家・ダンサーの山田有浩、黒瀧保士の3名で運営した。
Phyms
代表
吉田拓
phyms2022@gmail.com
StudioGOO(東京都世田谷区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。