アーツカウンシル東京の事業

第十回 立合狂言会

  • 団体名 : 特定非営利活動法人ACT.JT
  • 区分 : 都内での創造活動
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 伝統芸能

事業概要

家ごとに公演することの多い狂言だが、『立合狂言会』と銘打って年に一度、流派、家の垣根を超えて若い狂言師が一堂に会し研鑽を積む公演を催して10回目となる。コロナ禍を経てようやく十団体が勢ぞろいして狂言十番組をご覧いただいた。サブタイトルは「狂言五番立て×2 十番勝負」。能の「神・男・女・狂・鬼」の五番立に沿った五つの作品を並べ途中に小舞を一曲。これをひとつのセットとして、二十五分間の休憩をはさんで二セットという構成であった。
立合狂言会を継続することで狂言師の間の交流が深まり、全体の活性化につながるだけでなく、次世代の観客を開拓し、育んでいける感触をつかんでおり、狂言観客数の増加という波及効果が期待できる。それは日本文化の普及発展に寄与する、未だかつてない画期的な公演になると考える。

(第一部)
狂言「三本柱」  狂言やるまい会/野村信朗 野口隆行 奥津健太郎 奥津健一郎
狂言「薩摩守」  山本東次郎家/山本則孝 山本泰太郎 山本則重
小舞 相舞「放下僧」  大藏彌太郎 野村又三郎 
狂言「因幡堂」  三宅狂言会
狂言「磁石」  茂山忠三郎家
狂言「禰宜山伏」  野村万蔵家
(第二部)
狂言「福の神」  茂山千五郎家
狂言「入間川」  万作の会
狂言「岡太夫」  善竹家
小舞 相舞「景清」  大藏彌太郎 野村又三郎 
狂言「井杭」  狂言共同社
狂言「首引」  大藏彌右衛門家

プロフィール

【特定非営利活動法人ACT.JT】
2003年設立。日本の古典芸能や中世芸能による、教育、地域振興、海外との文化交流などを行っている。伎楽、雅楽、田楽、能楽、邦楽などの芸能を、公演実施、ワークショップ、一般参加、学校の授業などいろいろな形で提供し、芸能との出会いから、老若男女が年齢の別なく楽しめる場づくり、人づくりを行い未来に向けて「日本人の心」を伝える活動を展開している。

お問い合わせ

〒170-0013
東京都豊島区東池袋5丁目7-4 
マーブル東池袋7階
特定非営利活動法人ACT.JT
制作統括
赤坂明子
TEL:03-6914-0325
FAX:03-6914-0327
akasaka@act-jt.jp

実施場所

国立能楽堂(東京都渋谷区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。