アーツカウンシル東京の事業

まよかげ

  • 団体名 : 篠田千明
  • 区分 : 国際的な芸術交流活動
  • 助成タイプ : 単年個人
  • 分野 : 演劇

事業概要

インドネシアのジャワ島で現在も上演されている、魔除けや厄除けのための伝統ワヤン「ルワタン」に着目した篠田千明の新たな演目『まよかげ/Mayokage』の創作は2021年に始まった。「魔除け」や「厄除け」は、社会状況や地域と深く関わるもの。あらゆる魔除けを参照しながら、インドネシア・ジョグジャカルタにある地域コミュニティのための施設Barai Budaya Minomartaniと共に創作した。今回は、2023年2月に上演したワーク・イン・プログレス公演および展示を経て創作した本公演をジョグジャカルタにて初演した。メンバーは演出家の篠田千明、現代人形遣いのナナン・アナント・ウィチャクソノ、音楽の⻄田有里、作中に登場するキャラクターはピクセル・アートのたかくらかずきが手掛けた。ジョグジャカルタでは上演のオンライン配信、専門家によるオンラインレクチャー、近隣小学校での作品にまつわるワークショップを実施した。本事業の締めくくりには、本公演の報告会と展示会を東京で行った。

プロフィール

【篠田千明】
演劇作家、演出家、観光ガイド。2004年に多摩美術大学の同級生と快快を立ち上げ、2012年に脱退するまで中心メンバーとして演出、脚本、企画を手がける。その後、バンコクに移動しソロ活動を続ける。『四つの機劇』『非劇』と、劇の成り立ちそのものを問う作品や、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園『ZOO』、その場に来た人が歩くことで革命をシュミレーションする『道をわたる』などを製作している。2018年BangkokBiennialで『超常現象館』を主催。2019年台北でADAM artist lab、マニラWSKフェスティバルMusic Hacker’s labに参加。2020年3月に日本へ帰国、練馬を拠点とする。

実施場所

バライ・ブダヤ・ミノマルタニ(ジョグジャカルタ/インドネシア)
ベンタラ・ブダヤ(ジョグジャカルタ/インドネシア)
森下スタジオ(東京都江東区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。