扱うモチーフを「衣類」、テーマを「加速主義とSNS社会」に設定し創作した演劇公演を初演の好評を鑑み年内に再演。衣替えや流行によって消費される(死を迎える)衣服の生をツールや価値観の変遷に翻弄される人間の姿と重ねて描いた。愛嬌はあるが平面的造形のキャラクターとそれらの記号性と生死を象徴する「衣類の名が書かれたコピー用紙」を撒く/破る/捨てる演出を駆使し、SNS社会の居心地の良さと表裏一体の酷薄さを表現し、「加速し、適応し続けること」への疑義を呈した。
作・演出
児玉健吾
出演
石原朋香
川端真奈
神田初音ファレル
古賀友樹
中村亮太
藤家矢麻刀
松﨑義邦
山田遥野
スタッフ
振付:神田初音ファレル
アンダースタディ:後関貴大 長井健一
舞台監督:久保田智也
照明:松田桂一
音響:おにぎり海人
演出補佐:谷平絵梨 ひろなかたけと
宣伝美術:古戸森陽乃
イラスト・音楽:坂田機械
当日運営:宮野風紗音
制作協力:加藤じゅんこ
プロデュース・ドラマトゥルク:佃直哉
【かまどキッチン】
児玉健吾の演劇作品を上演するソロプロジェクトとして始動。2019年に劇団化。SNSカルチャーから影響を受けた作家の言語感覚を用いて、杉林、雲、埃、衣服などの人間の目に映る風景や物を二次創作的に解釈した架空の社会とキャラクターを創造し、架空社会の日常や崩壊を描くことで人間社会を俯瞰・批評する「半径数ミリから数万キロまで生活に再構築するフィクション」の創作・上演を行う。
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かまどキッチン
プロデューサー
佃直哉
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こまばアゴラ劇場(東京都目黒区)
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