アーツカウンシル東京の事業

ドキュメンタリー・イン・プログレス

  • 団体名 : ドキュメンタリー・イン・プログレス実行委員会
  • 区分 : 区分なし
  • 助成タイプ : 単年
  • 分野 : 美術・映像

事業概要

絵画や彫刻のようにシンプルなメディアに比べて、保存や再現に困難がともなう「インスタレーション作品」を、美術作家や公共機関はこれからどのようにして残していくべきなのか──表現形式が多様化する現代アートの現場では最近、作品の「記録・保存・再現」に関するこのような今日的課題が立ちあがってきている。
空間全体を使用し、機械じかけでモノが動くインスタレーション作品を制作する毛利悠子が「ヨコハマトリエンナーレ2014」(横浜美術館)で展示した代表作のひとつ《I/O ー ある作曲家の部屋》の再展示を通して、作品を設置する際の複雑なプロセス、および作品を残していく上で重要となるポイントを、ドキュメンタリー映像や美術作家本人へのインタビュー、テクストや図面として記録・制作するプロジェクト。
また、技術スタッフなどの専門職、および建築等の隣接ジャンルから識者を募りシンポジウムを開催することで、「記録・保存・再現」の方法について多角的に探る機会にしたいと思っている。

プロフィール

毛利悠子(美術家)
「人工と自然の新しい関係」をテーマに、センサーやインテラクティブ・デバイスといった最新電子機器、白熱灯やトイレットペーパーなどの消耗品、あるいは水、ホコリ、自然光といった展示空間にある自然現象など、多様な媒体(メディウム)を積極的に取り込んだ作品を多数制作。近年では「ヨコハマトリエンナーレ2014」「札幌国際芸術祭」といった国際美術展のほか、舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー14」といった他ジャンルとのコラボレーションをも活発に行なう。国内外で活動。
近年の代表作として《I/O — ある作曲家の部屋》《アーバン・マイニング》《サーカスの地中》がある。

お問い合わせ

ドキュメンタリー・イン・プログレス実行委員会
制作:小山遥子
〒176-0013 東京都練馬区豊玉中4-11-14
TEL:090-8855-6829
e-mail:yoko.koyama06@gmail.com

実施場所

アサヒ・アートスクエア(東京都墨田区)