本事業では、持続可能な創作環境の構築に資する言説の場の不在を解消するための取組として、舞台芸術をめぐる言説の場を継続的に提供するプラットフォームを立ち上げた。本事業の最大の特徴は、編集長の山﨑健太を中心としたキュレーションに基づき、アーティスト/作品と書き手の選定・マッチングをおこない、公演の前後にそれぞれアーティスト自身の言葉と外部からの批評をワンストップで掲載する点にあった。
あらゆるアーティストがより充実した思考・実践を展開し、それをもとに観客・読者が社会のなかで思考するための参照項たるアーカイブとして機能することを、長期的なビジョンとして掲げていた。
加えて、関根遼、白尾芽、冨士本学、山口真由をはじめ、次世代を担うライター/批評家の存在を可視化する場ともなった。
【『紙背』編集部】
017年に批評家・山﨑健太の個人プロジェクトとして、戯曲と上演の劇評を併載する新しいスタイルの演劇批評誌『紙背』を創刊。2018年にかけて全4冊を刊行。
2023年11月より第二期として再始動を果たす。演劇批評誌の刊行に加え、舞台芸術の言葉のためのオンラインプラットフォーム「紙背WEB」を開設。各公演のインタビューと劇評を併載するスタイルで、2024年6月迄に11公演を取り上げてきた。
『紙背』編集部
マネジメント担当
大川智史
shihai2nd@gmail.com
オンライン
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