シェイクスピアの「ハムレット」を、「ハムレットの様子がある日を境におかしくなってしまったために、周辺人物たちがその原因を探ろうと奮闘するがその過程で彼によって傷つけられていく物語」と捉え、ハムレットの周辺人物の目線から描いた。「他者」や「ひきこもり」が連想される作品として上演された。
戯曲を上演時間100分に再構成し、且つ一歳新たなセリフを加えることなく現代においてシェイクスピアの言葉を生きさせることを目指した。
【出演】
倉島聡、松岡美桔、丸林孝太郎、小林葉月、佐藤次元、大久保佑南、七星束子、多々良岳、野沢こうへい、たきいみき
【スタッフ】
構成/演出:濱吉清太朗 音響/照明:櫻内憧海 舞台監督:本郷剛史
制作:謝璐宇
制作補助:池野上咲月 制作協力:大野創 制作統括:濱吉清太朗
演出助手:関口洋平 当日運営:金井美希 宣伝美術:金定和紗
【紙魚】
紙魚とは2021年に創立された劇団である。
紙を食べる虫である紙魚のように古今東西の戯曲を咀嚼し我々の明日の栄養とする、をコンセプトに創作活動を行っている。過去の上演作に、人形の家、灰から灰へ、サロメ、チロルの秋、人間の声、毛皮のマリー、I Do! I Do!がある。
2022年、日本最大級の演出家コンクールである演劇人コンクールにて一次上演審査通過(最終審査は公演中止)。
2024年、中国の成渝国際演劇祭にて『人形の家』を上演。
アトリエ春風舎(東京都板橋区)
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