「家鳴(やなり)」は、目に見えない存在の残響を手がかりに、映像メディア、展覧会、そして地政学のもつれ合いを探る二日間のシンポジウムです。
現代アートをかたちづくる言説の流通やその仕組みを問い直すキュラトリアルな視点のもと、アーティスト、キュレーター、美術史家が一堂に会し、言説の断絶や歴史の残滓を掬い上げる議論に取り組みます。
映像作品の上映、パフォーマティヴな講演、学術的なパネルディスカッションを通じて、東アジアに焦点をあてたスクリーンプラクティス、展覧会史や地政学的な想像力における物質的・情動的な不安定さに対し、キュラトリアルな実践がいかに応答しうるのかを考察していきます。
【一般社団法人0-eA】
0-eAは、創造的なアンラーニングに焦点をあてたキュラトリアル・イニシアチブです。
学際的な対話の場を設け、刊行物の発行やレジデンス・プログラムの実施を通じて、批評的な視野を広げるとともに、言説や感覚的な探究のさまざまな方法論に対して、理論と実践の両面からアプローチする共同作業を促進しています。
東京都写真美術館(東京都目黒区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。