アーツカウンシル東京では、令和4年度より「芸術文化による社会支援助成」の支援を受けて事業を実施した団体の活動報告会を開催してきました。令和6年度からは、当助成プログラムの長期的な支援を受け、3年間の助成対象活動を終了した団体による活動報告動画をオンラインで公開しています。
今回は、障害の有無や年齢を越えて、さまざまな特性を持った方々がダンスのワークショップに参加し、街なかで踊る映像を制作した特定非営利活動法人LAND FESの実践をご紹介します。本事業は、令和2(2020)年度にアーツカウンシル東京の「Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成」の支援を受け、その継続事業として令和3(2021)年度に当助成で最長3年間までの優先的支援の対象として採択されました。地域の人々と深く関わり合いながら展開した活動の軌跡、事業に参加した方々の気づきや変化など、ご関心のある皆様に広く知っていただき、ご参考にしていただければ幸いです。
特定非営利活動法人LAND FES
2011年より舞台芸術の新しい鑑賞方法を普及するために数々の街を舞台にしたダンスと音楽のパフォーマンス公演「LAND FES」を実施。2014年より、障害者を対象にしたダンスと音楽のワークショップを継続。障害の有無を越えて共にダンスを創る「スクランブル・ダンスプロジェクト」や、ダンスAR事業「TOKYO DANCE AR」など、社会課題やニーズに向き合いながらパフォーミングアーツの可能性を追求している。
https://landfes.com/
芸術文化による社会支援助成 助成実績
- 令和3(2021)年度 第2期「LAND FES DIVERSITY 深川 2022」
- 令和4(2022)年度 第2期「LAND FES DIVERSITY 深川 2023」
- 令和5(2023)年度 第2期「LAND FES DIVERSITY 深川 2024」
※ 令和2(2020)年度は「Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成」で採択
芸術文化による社会支援助成
さまざまな社会環境にある人が共に参加し、個性を尊重し合いながら創造性を発揮することのできる芸術活動や、芸術文化の特性を活かし社会や都市のさまざまな課題に取り組む活動を助成します。社会における芸術文化の新たな意義を提起し、あらゆる人に開かれた芸術のあり方を推進する先駆的な活動や、長期的視点を持ち着実に課題解決に資する活動の支援を目的とします。




