第3回 硯修會
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 硯修會
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和5(2023)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成



事業概要
硯修會は笛方・竹市学、狂言方・山本泰太郎、ワキ方・大日方寛の三人を構成員としている。その時々の自分達を見つめ、今やるべき曲目と出演者を選定し主催公演を催してきた。第3回目である本事業では一調一菅「龍田」、狂言「縄綯」、能「隅田川」という演目であった。 出演者は養成第三期のシテ方担当流儀であった喜多流の能楽師で、囃子方も当時から指導を受け続けているメンバーであった。 また、本公演は本来は2021年に開催予定だったが、緊急事態宣言により中止したそのリベンジ公演でもあり演目と出演者はほとんど同じままで開催した。演者側、来場予定者双方にとってコロナ禍を乗り越えての満を持しての公演であった。観客の期待に応えるとともに、いかに個々が弛まず精進してこれたかを内外に示す大切な公演となった。メンバー各々が中止時にも増した確固とした存在感を示し、さらに高みに進むべき契機となることを目指した公演であったが、ひいては能楽ばかりでなく他の芸術文化活動のさらなる促進や魅力向上につながった。
- 実施時期
- 2024年2月24日(土)
- 実施場所
- 国立能楽堂(東京都渋谷区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【硯修會】
国立能楽堂三役養成三期生として修業時代を共にした大日方寛、山本泰太郎、竹市学の三名が自分達の技芸のさらなる練磨と向上を目指し、その奮起の機会として主催公演を開催することを目的に2016年に結成した。それぞれが日々の舞台と稽古に精進を重ね、概ね2年から3年に一度その成果を問うべく主催公演を開催している。