高嶋晋一+中川周 個展
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 中川周
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年個人
令和3(2021)年度 第2期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーⅠ 単年助成

高嶋晋一+中川周個展『経験不問』(2022年)、フライヤー

高嶋晋一+中川周《No Experience Necessary #1》、2022年、4K/UHDヴィデオ(カラー/サイレント)、8分1秒

高嶋晋一+中川周 企画/編集 『映像なしの映像経験』(2022年)
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事業概要
映像ユニット高嶋晋一+中川周による、映像制作と映像メディアをめぐる研究会、という二つの軸からなる取り組み。その成果は主に、制作は個展『経験不問』として、研究会は書籍『映像なしの映像経験』として結実した。「映像にまつわる、だが映像内容が欠如している類の経験」が全体の通底するテーマであり、個展で発表された新作映像は、ファインダーをのぞかずにカメラを動かすという方法に特化したもので、書籍は一切の画像や図を載せずに、あえて言葉だけに限定して「映像が欠けた映像」について記述・考察するというコンセプトのもとに編纂された。
- 実施時期
- 展覧会:2022年9月3日(土)-10月2日(日)
書籍発行:2022年12月31日(土) - 実施場所
- Sprout Curation(東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【中川周】
1980年高知県生まれ。写真家。2003年、神戸芸術工科大学視覚情報デザイン学科卒業。2004年より2年間、ドイツのミュンスター美術アカデミーに在籍、2013年、四谷アート・ステュディウム修了。2015年より、美術家・高嶋晋一とのユニット「高嶋晋一+中川周」としての活動を開始。近年は、記録としての画像制作に携わる中で、カメラのような一定の尺度を有する装置とそれをより良く扱おうとする使用者の実利的かつ献身的な身振りとの関わりに関心を持ち、行為の習性と装置の物理的なメカニズムとの間に因果的な結びつきを見出す試みによる映像制作や執筆を行う。