Recovery room — ましましいねつるかも
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 飯嶋桃代
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年個人
令和2(2020)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]



事業概要
病という誰しもがかかりうる人生の苦難と、それを克服する過程に着目した。その中でも特に病を抱えながら働く人が増えている現在、その社会復帰していくありようは、病(身体)と投薬、リハビリテーションやソーシャル的な支えのもと、常にバランスを取りながらなされていく。以前は、病人は家族や医療機関がその支えとなっていたが、現在は社会がその病に向き合う傾向となっている。このような、病の社会的位置付けをアートの観点から解きほぐそうと考えた展示である。音楽家の久保田翠に癲癇症状を持つ患者の異常脳波形を楽譜に起こし演奏してもらいスピーカーにて再生するサウンドインスタレーションと体内の循環をイメージした立体、リハビリテーションをモチーフとしたドローイングによる展示構成となった。
- 実施時期
- 2021年2月8日(月)-2021年2月27日(土)
- 実施場所
- ギャルリー東京ユマニテ(東京都中央区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【飯嶋桃代】
女子美術大学大学院美術研究科美術専攻博士後期課程修了。「家族」や、「共同体が有する民話」、「疾患と治癒」等をテーマに彫刻・インスタレーション作品を発表するほか、近年は映像作品も手掛ける。主な展覧会等に北澤憲昭企画「パランプセスト重ね書きされた記憶/記憶の重ね書き」(gallery αM、2014)、「Home Bittersweet Home—カケラのイエ」(shiseido gallery、2015)、「イメージフォーラムフェスティバル2020」等。