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温泉ドラゴン第11回公演『嗚呼、萬朝報!』

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
劇団 温泉ドラゴン
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
単年

平成30年度 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第1期

事業概要

本作は、明治時代に創刊された新聞「萬朝報」をつくった黒岩涙香の半生を描く。新聞紙条例や讒謗律が存在し、権力に対して歯に衣着せぬ姿勢や痛烈な社会批判によって、しばしば新聞も発行停止処分にあっていた明治時代。新聞紙各社がこぞって値上げをする中、萬朝報は価格を据え置き、記者の記事には一切手を加えなかったりと、涙香の「自由」には快活さと信念が伴う。一時は東京の新聞の中で発行部数1位を誇っていた萬朝報であったが、日露戦争開戦により、萬朝報を取り巻く状況、そして涙香の思想も一変する。 「閉塞感」や「不寛容」というキーワードが頻出する現代において、萬朝報をメインの舞台とする涙香の半生を通じ、個人の人生における「自由」と、社会と個人の関わりについて描き出す。演出のシライケイタが第25回読売演劇大賞(2018年)で杉村春子賞を受賞し、受賞後初の劇団公演となる。

実施時期
2018年4月25日(水)-5月3日(木・祝)
実施場所
高田馬場ラビネスト(東京都新宿区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。

プロフィール

【劇団 温泉ドラゴン】
2010年結成。現在のメンバーは、阪本篤、筑波竜一、いわいのふ健、シライケイタ、原田ゆう、の5人。近年、作品ごとに俳優を集めて公演を行うユニット体制や、作・演出を一人が兼ねることが主流になりつつある日本の演劇界で「温泉ドラゴン」は作品のクオリティを担保するため固定メンバーでの作品作りを行っている。劇団に2人の劇作家を擁し、オリジナル作品を定期的に上演。