不登校、ひきこもり、障碍等、社会的ハンディを負う若者の自己否定の表現活動による軽減
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 東京シューレ シューレ大学
- 助成区分
- 芸術文化による社会支援助成
- 助成タイプ
- 単年
平成27年度 芸術文化による社会支援助成

「オレーシャ」(2015)撮影:高橋貞恩

「パロット・トレーニング」(2015)撮影:高橋貞恩

「日露演劇トークセッション」(2015)撮影:高橋貞恩
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事業概要
自己否定の軽減に資する当事者研究を行い、一般の人の目にふれ意見を聞く公開イベントを行い、障碍についての理論家の第一人者である最首悟氏のコメントを得る。当事者研究で本人が直面する課題を意識化し、さらに演劇表現をモスクワ国際フィルムスクールとのコラボレーションで行う。共通の問題意識を持ちながら一方で違う社会・文化にある両者のコラボレーションは視野を広く持ち、問題の相対化という意味を持つ。また、この演劇公演(「オレーシャ」「パロット・トレーイニング」)では障碍者・女性・高齢者と数多くの演劇経験を持つ演出家・俳優の倉品淳子氏のアドバイス、トークも得る。さらに、一般客との交流の機会を持ち、より幅広いコメントやリアクションを得られるように企画。課題を意識化し、幅広い視点で捉えなおし、演劇表現で昇華し、オーディエンスのコメントを得ることで、自己否定感の軽減につなげる。
- 実施時期
- 2015年10月24日(土)、12月19(土)・20(日)
- 実施場所
- シューレ大学特設劇場(東京都新宿区)
プロフィール
【東京シューレ・シューレ大学】
シューレ大学は東京シューレの一部門で、18歳以上の主として不登校・引きこもり・発達障碍などを経験した若者が「知る」「表現する」ことを通じて自分とは何者かを問い、自分の生き方をつくるオルタナティブ大学。自己否定を基調とした生き辛さを当事者研究や表現活動を通して軽減し、自分の生き方を模索している。