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江戸糸あやつり人形結城座380周年記念公演第一弾
『半七捕物帳異聞』

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
公益財団法人 江戸糸あやつり人形 結城座
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
単年

平成26年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

事業概要

結城座380周年記念第一弾として企画され、岡本綺堂の『半七捕物帖』の中から『人形使い』をベースに、花組芝居の加納幸和が他劇団へ初の書下ろしをした作品である。 岡本綺堂と九代目結城孫三郎との親交があったことに着目し、幕末から明治の激動の時代に生きた八代目結城孫三郎が座元をつとめる芝居小屋を舞台にすえた。 幕末の結城座で、舞台「加賀見山旧錦絵」の初日を前に、人形遣いの橘蝶(きっちょう)が食あたりで急死する。しかし半七がその死を訝しみ調べ始めると、橘蝶を巡り何本もの愛憎・因縁の糸が複雑に絡み合った末の殺人事件であることがわかる。舞台の人形は殺気を帯び、奇怪な動きを見せ、哀しい嫉妬心が更なる悲劇を生んでいく。はたして真相は… 舞台全編を鶴澤燕太郎作曲による義太夫語りの生演奏で進行させ、劇中劇として「加賀見山旧錦絵」を入れ込むなど、結城座の柱となる「古典」と「新作」の一体となった贅沢な舞台が展開された。

実施時期
2014年6月5日(木)~9日(月)
実施場所
東京芸術劇場シアターウエスト(東京都豊島区)

プロフィール

【公益財団法人江戸糸あやつり人形 結城座】
江戸時代の寛永12年(1635年)に初代結城孫三郎が創設以来、現在十二代目結城孫三郎まで380年の歴史を持つ糸あやつり人形芝居の劇団。国記録選択無形民俗文化財及び東京都無形文化財に指定されている。古典をベースに、新作公演、写し絵公演、国際共同制作など、幅広い活動を行っている。また、後進の育成及び普及のために、様々な年代に向けた体験ワークショップや、プロへの道が開かれる長期・本格的な入門塾も行っている。