快快 アメリカツアー2013
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 快快
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成25年度 第Ⅰ期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

撮影:加藤和也
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事業概要
本事業は快快の代表作のひとつである『アントン、猫、クリ』をアメリカの3都市にて上演するものである。本作は実在した白血病の猫と半径50メートル圏内に暮らす人々の日常と交流を描いた音楽劇である。音楽家・安野太郎による楽譜を脚本として用い、日常の情景を言葉と身体で演奏し世界を立ち上げる。ニコニコ動画を思わせる縦横無尽に投影されるオリジナルの字幕システムは、字幕と作品の乖離を解決し、演出にも大きな効果を与えている。このような様々な表現方法を折り混ぜた作品を広く世界に向けて発表することで、現在の東京におけるジャンルの垣根を越境した舞台芸術のあり方を、海外においても提示することを目的としている。初のアメリカ公演となる本事業では、さらに未踏の地での舞台公演、共同創作の可能性を広げ、現地の作家をはじめとした多様な人々との交流のため、リサーチ活動も積極的に行う。
- 実施時期
- 2013年 11月18日(月)~26日(火) ロサンゼルス/アメリカ 11月27日(水)〜12月1日(日) シダーラビッズ/アメリカ 12月2日(月)〜8日(日) ヒューストン/アメリカ 12月9日(月)〜15日(日) ニューオリンズ/アメリカ
- 実施場所
- REDCAT – Roy & Edna Disney/CalArts Theater(ロサンゼルス) Legion Arts(シダーラピッズ) DiverseWorks Art Space(ヒューストン) Contemporary Arts Center(ニューオリンズ)
プロフィール
【快快】
2004年東京にて結成(2008年小指値から改名)。全メンバーが対等に議論し創作を行うスタイルで、独自の作品を生み出し続ける。2010年『My name is I LOVE YOU』でスイスのチューリヒ・シアター・スペクタクルにて最優秀賞「ZKB Patronage Prize 2010」を受賞。代表作に『Y時のはなし』(2010)、『SHIBAHAMA』(2010)、『アントン、猫、クリ』(2012)、『りんご』(2012)。