演奏劇「おとまとぺ」

トーキョーコンサーツ・ラボ(2025) 撮影:並木晴人

トーキョーコンサーツ・ラボ(2025) 撮影:並木晴人

トーキョーコンサーツ・ラボ(2025) 撮影:並木晴人
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事業概要
擬音語・擬態語などの「オノマトペ」を軸に、音楽・演劇を融合させた演奏劇《おとまとぺ》を制作、上演した。演奏劇とは、「演奏で芝居をする」音と演技が融合した新しい表現形態である。感覚を音に翻訳する演奏劇では、楽器それぞれが感情を“言葉ではなく音で語る”存在となり、即興的に表現していく。舞台では、少女リカが「魔法の粉」によって音の世界がすべてオノマトペに変わるという物語を通じて、非言語による感覚の共有や即興的な音の対話を展開した。出演者は、俳優の小山梨花をはじめ、原田優(クラリネット)、佐藤朱夏美(ファゴット)、佐藤実樹(チェロ)、森山蒼瑚(鍵盤打楽器)、斎藤優太(ボディパーカッションおよび打楽器)と様々なジャンルで活躍する演奏家。作曲・脚本・演出は伊賀並公佳が担当した。
- 実施時期
- 2025年5月25日(日)
- 実施場所
- トーキョーコンサーツ・ラボ(東京都新宿区)
プロフィール
【伊賀並公佳】
滋賀県出身の作曲家。東京音楽大学大学院作曲指揮専攻作曲研究領域修了。現在、同大学付属民族音楽研究所およびミュージック・ビジネス・テクノロジー専攻助手。2022〜2024年、文化庁補助事業「アートマネジメント人材育成」にて即興演奏ファシリテータとして活動。民族音楽に内在する即興性を手がかりに、音による感覚と言語の架け橋を探る創作に取り組む。映像や舞台など多分野にわたり、ジャンルを横断する表現活動を展開している。