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松本奈々子&アンチー・リン(チワス・タホス)「ねばねばの手、ぬわれた山々」台北公演

採択団体・個人名
チーム・チープロ
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
単年

2025年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI[単年助成]芸術創造活動

事業概要

本事業では、初演を2024年KYOTO EXPERIMENT 2024で迎えた松本奈々子とアンチー・リンの初の共同制作によるパフォーマンス作品『ねばねばの手、ぬわれた山々』を発展させ、2025年9月12日-14日に台北芸術祭のいちプログラムとして台北パフォーミングアーツセンターで上演した。
丹念なリサーチに基づいてテクストと振付を構築する松本の「妖怪ボディ」メソッドと、文化とジェンダーのアイデンティティを探求するリンのクィア的アプローチが重ねあわせ、空間にオーラルストーリーを縫い合わせ、トランスナショナルな”共有山”を出現させた。
再演に際し、台北の音楽家と照明家が参加し、TPACで10日間のリハーサルを実施した。今回からアンチーは録音したタイヤル語とパフォーマンスを用い、松本は戦前日本の女性労働者にまつわる民話的テクストを新たに執筆し、それを日本語で発話しながら物語ることを選んだ。

実施時期
2025年9月12日(金)- 14(日)
実施場所
台北パフォーミングアーツセンター(台北)

プロフィール

【チーム・チープロ】
パフォーマンス・ユニット。2013年結成。身体や身振りの批評性をテーマに活動してきた。作品ごとにチームをつくり、制作を行う。
近年は、都市における具体的な場所や時間から一つのステップを見出し、そのステップが喚起する複数のコンテクストとパフォーマーの身体感覚や記憶の交差をあつかうダンス作品を制作している。松本と西本が共同で演出・構成をおこなう。
主な作品に、『20世紀プロジェクト』(2018-2019)、『皇居ランニングマン』(2019、2020)、『京都イマジナリー・ワルツ』(KYOTO EXPERIMENT 2021 AUTUMN、2021)、『女人四股ダンス』(KYOTO EXPERIMENT 2022、2022)、『nanako by nanako』(2024)など。