部屋に入った積荷までのあいだ

「部屋に入った積荷までのあいだ」(2025) 撮影:北川光恵

「部屋に入った積荷までのあいだ」(2025) 撮影:北川光恵

「部屋に入った積荷までのあいだ」(2025) 撮影:北川光恵
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事業概要
出来事、言語、あるいは物質それ同士のあいだに生じるズレや重なりに着目してきた北川光恵は、確かに現れた、しかし掴みきれない不可逆な事象を、写真や映像、テキストを用いて空間に再構成する試みてきた。「部屋に入った積荷までのあいだ(Until the package arrives home)」では、「時間」をめぐって制作された写真作品に新たな解釈を加え、改題した《False Dates》と「言語」のズレをめぐる新作《Words I Know》を発表する。 新作では本展に合わせて書き下ろされたナレーションが会場に流れる。「読める」ことが前提となっている本屋で、 認識と読解が乖離し、既存に結ばれた関係の紐をそっと緩めていく。
- 実施時期
- 2025年9月11日(木) – 23日(火・祝)
- 実施場所
- theca(コ本や honkbooks内)(東京都新宿区)
プロフィール
【北川光恵】
1998年東京都生まれ。アーティスト/文学研究者。写真や映像、テキストといったメディアを用いて、私的な出来事が〈外〉へ向かう瞬間に現れるものを作品化している。近年参加した主な展覧会に「2024 the ghost project」(オンライン、2024)、「日々の触覚」(クマ財団ギャラリー、2024)がある。他にも2022年、エレーヌ・シクスーを主題にした論考『拭えぬ血、』を自ら出版する




