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nanako by nanako

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
チーム・チープロ
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
単年

令和5(2023)年度 第2期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成

事業概要

本事業では、チーム・チープロの新作ダンス作品『nanako by nanako』を3月15日~18日にYAU CENTERにて上演した。(振付・構成:チーム・チープロ、出演:松本奈々子) 本作の内容は、映像再生装置「ぶんぶん丸」をつかって、19世紀にヒステリーの分析方法として用いられていた写真・映像分析の手法を批判的に再演するというものである。 上演では、アーティストの斎藤英理が白黒フィルムで撮影した松本の映像を松本自身が手回しして繰りながら、松本の思春期時代の「変身」の記憶、ヒステリー患者の記録、北村サヨの記録、虫の変身のイメージを音声で織り交ぜた。松本は松本自身の手で混交させたイメージにのっとられるように踊りを踊った。 従来の変身譚やヒステリー分析において女性の身体は嫉妬という強い感情によって変身すると語られてきた。その嫉妬という強い感情は異性愛規範に基づくまなざしによって規定されている「振付」であると考え、この作品ではそれとは異なる「変身」の振付を構成することを試みた。 公演終了後にはアーティストの宇佐美奈緒と共同で実験記録映像『nanako by nanako with nao』を制作・オンライン公開をした。

実施時期
2024年3月15日(金)ー12日30日(月)
実施場所
YAU CENTER, Vimeo(東京都千代田区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。

プロフィール

【チーム・チープロ】
パフォーマンス・ユニット。現在は松本奈々子と西本健吾が共同で主宰する。作品ごとに構成するチームによって、身体や身振りの批評性をテーマとした舞台作品の制作を行う。近年の作品に『皇居ランニングマン』(2019-2020、ラボ20#22参加)、KYOTO EXPERIMENT で発表した『京都イマジナリー・ワルツ』(2021)や『女人四股ダンス』(2022)などがある。