『新潟』
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 李和晋
- 助成区分
- スタートアップ助成
- 助成タイプ
- 単年個人
令和5(2023)年度 第3回 スタートアップ助成

『新潟』展(2024) 撮影:李和晋

『新潟』展(2024) 撮影:李和晋

『新潟』展(2024) 撮影:李和晋
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事業概要
済州島四・三事件の際、難民として日本に渡ってきた詩人・金時鐘(1929-)によって書かれた「新潟」には、日本に居ながら朝鮮の分断をいかに生きるか、という問いが刻まれている。この詩を、渡日の経緯も世代も異なる私の視点から写真作品として書き換えることで、近くて遠い他者の生きた/生きている時間の延長上に、ルーツを複数化し、乱反射させていくことを試みた。 リサーチ協力:佐藤帆乃香、森沢真理、藤石貴代、原亜由美 編集協力:原亜由美
- 実施時期
- 2024年9月8日(日)-9月23日(月・祝)
- 実施場所
- theca(コ本や) (東京都新宿区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【李和晋】
写真家・映像作家・アーティスト。1991年東京生まれ。4歳から7歳までを韓国ソウルで過ごす。現在、東京在住。移民としての出自を出発点に、ルーツを探る制作を行う。人と土地との関わりにおいて起こる現象をテーマに、朝鮮半島や東アジアに向き合いながら、歴史的なねじれに含まれる複雑さと豊かさを表現する。作品群は、制作を経てつくり替えられていく私と社会の相関図であると同時に、ひとつの作品内に複数の出来事の重なり合いを布置し、鑑賞者による多義的な解読を可能にする。