展覧会「あなたのアートを誰に見せますか?」
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 「アートと社会」実行委員会
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和5(2023)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成

展覧会場風景(2023)- 中央は小林正人《画家の肖像》(2019) 撮影:川越健太

ろう者のためのワークショップ(2023) 撮影:百崎楓丘

壁に掲示された来館者によるコメント(2023) 撮影:川越健太
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事業概要
本企画では、鑑賞者すなわち「オーディエンス」の存在に注目し、アーティストとそれを見る人との相互関係について考え、鑑賞体験の新たな可能性を探すことを試みた。 作品はアーティストだけで成り立つものではなく、それを見て様々なことを感じ、解釈し、時に疑問を抱くオーディエンスの反応によってその意味は変化し続ける。それゆえに同じ作品が時代や地域を超えて鑑賞され、新たな読み取り方が可能になるのである。 本展ではアーティストが提示する多様な世界を紹介し、オーディエンスの意見を展示の中で視覚化したことで、アーティストと見る人の思考が交錯する空間を作り、作品との対話の新たな方法を提示した。
- 実施時期
- 2023年8月8日(火)ー27日(日)
- 実施場所
- 東京藝術大学美術館 陳列館
(東京都台東区)
プロフィール
【「アートと社会」実行委員会】
2022年5⽉、アーティストでアクティビストのスザンヌ・レイシーの哲学に触発され、荒⽊夏実と⻘⼭悟が東京藝術⼤学で「誰に⾒せるかを考えて作品を作る」というテーマの共同授業を⾏い、同年9⽉、荒⽊と⻘⼭が「オーディエンス」に注⽬する展覧会を発案した。その後、アートと社会をつなぐプロジェクトを⾏なっている岩間賢と、ソウル⼤学と東京藝⼤で美術を学んだパク・サンヒョンに主旨を伝え、実⾏委員会を発⾜した。