日本の伝統楽器体験教室 ― 「日本のコトを知っていますか?」 源氏物語に登場する三つの「コト」:箏、琵琶、一絃琴体験
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 一般社団法人もんてん
- 助成区分
- 伝統芸能体験活動助成
- 助成タイプ
- 単年
令和5(2023)年度 伝統芸能体験活動助成



事業概要
●実技体験(最終日に発表会) 箏:2024. 2/10, 11, 12 両国門天ホール(東京都墨田区) 琵琶:2024. 2/16, 17, 18 両国門天ホール(東京都墨田区) 一絃琴:2024. 2/23, 24, 25 両国門天ホール(東京都墨田区)
【体験する種目】 一絃琴、箏、琵琶 【ひとりの参加者が実技を体験する回数 4回(お稽古3回+発表会) 【主な講師名】 ●箏:西陽子(講師)、江原優美香、小松亜未、小島彩(助手) ●琵琶:坂田美子(講師)、久保田晶子(助手) ●一絃琴:演奏指導=篠澤一瀲(イチレン)、荻野一汎(イチハン)、進行=藤井一滇(イッテン)、お話し=愛澤伯友(シロトモ)「源氏物語と一絃琴」 【事業の特色】 参加者の経験や実力に応じて講座内容をふたつに分けている。 グループ① 小学生~中学生まで(親子での参加も可) グループ② 高校生以上 各コースの参加者は、他のコースを見学することができる。 〔箏〕 箏は、日本のコトの中でも最も身近な存在ではあるが、楽器の準備から調弦や後片付け、また、長く大切に使うために注意すべきことなど演奏前後の見えない作業も多く、楽器の仕組みはシンプルながら知られていないことも多い。まずはそこからスタートする。そして、楽器を実際弾いてみると思いがけない音もたくさん発見でき、ヨーロッパの楽器や美意識の違いも実感することができる。 〔琵琶〕 琵琶の大きな特徴である「さわり」を体感してもらいながら、音程や余韻を変化させる仕組みを学ぶ。その上で各自課題曲を練習し、発表会では弾法や語りを披露する。 〔一絃琴〕 古来精神修養として人に聴かせるものではなく、自分の心の為に演奏する「一絃琴」を体験してもらえるよう、基本的な演奏法。 *清虚洞一絃琴宗家四代 故峯岸一水のヴィデオ演奏鑑賞 【参加者募集時の広報の取り組み(連携・協力・ネットワーク等の工夫)】 (1)すみゆめネットワークを活かした広報 (2)隅田川流域の文化施設にチラシを配架してもらう (3)小中学校へのチラシ配布 (4)邦楽ジャーナルに参加者募集の告知掲載 【事業の終了後も参加者が継続的な(当助成対象事業以外の)実技体験を行えるようにするための工夫】 (1)講座終了後に、引き続き趣味としてコト(箏・琵琶・一絃琴)を習い続けたい希望者には個々の要望や条件に応じて適切な講師と楽器を紹介することができる。 (2)「門天伝統芸能同窓会」を設置。講師や参加者、観客も交えた交流と発表会を継続する。 (3)講師によるプロの演奏を体感できるコンサートを実施する。参加者が実際にレッスンを受け、発表会も体験したホールで、お稽古と同時にプロの演奏を聴取できる機会をつくり、伝統芸能に継続して触れることのできる機会をつくる。
- 実施時期
- 2024年2月10日(土)-25日(日)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。 - 実施場所
プロフィール
【一般社団法人もんてん】
両国門天ホールの前身である門仲天井ホールは1989年の開館以来、伝統的なものから先駆的な現代音楽まで、さまざまな音楽やパフォーマンスを意欲的に紹介し上演してきた。門前仲町というまちが、古いものと新しいものを受け入れながら多様な文化を形成しているのと同じく、両国の地でも「伝統と現代」というテーマのもと、質の高い音楽体験の提供と幅広い観客層の育成に努めている。