ミュージアムに行こう
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- knock-knock
- 助成区分
- 芸術文化による社会支援助成
- 助成タイプ
- 単年
平成31(2019)年度 第1期 芸術文化による社会支援助成



事業概要
児童養護施設の児童(障害者を含む)を対象とした鑑賞プログラム「ミュージアムに行こう」は2020年で開始6年目を迎えた。 ミュージアムで江戸時代の文化を学んだり、希望する展覧会(ミイラ展、ゴッホ展)を見たり、バロック音楽の演奏会を聴いたり、鑑賞キロクシートを作成するなど、多様なアートを介して人や作品、社会と繋がる場を創出した。本プログラムはアートコミュニケータが子どもたちに丁寧に個別対応することが特徴で、事前に招待状、事後には振り返りの作品カードを送り、日常と鑑賞体験を緩やかに繋げている。 2020年8月以降、コロナ禍において従来通りのミュージアムへの外出が困難になったため、「ミュージアムに行こう〜絵はがき鑑賞会〜」を考案し実施。作品の絵はがきと、アートコミュニケータの鑑賞コメントが書かれたキロクシート、アートファイルを施設の各児童に郵送し、リモートでも作品を鑑賞する楽しさや、アートコミュニケータとの繋がりを感じられる工夫を行った。施設がファシリテータとなり、「ミュージアム行こう」の経験を振返る機会となったという喜びの声が聞かれた。4施設、累計66名の児童(小学生から大学生)が参加。
- 実施時期
- 2019年11月3日(日)–2020年12月30日(水)
- 実施場所
- 江戸東京博物館
上野の森美術館
国立科学博物館
国際子ども図書館
旧東京音楽学校奏楽堂
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【knock-knock】
2014年東京都美術館×東京藝術大学「とびらプロジェクト」のアート・コミュケータ―有志3名で創立、現在13名で運営中。ミュージアムに行く機会のない児童養護施設に「ミュージアムに行こう」を21回、コロナ下では「絵はがき鑑賞会」を実施。5施設から計221名(5歳から20歳)の児童がミュージアムで、街角で、絵はがきで、多様なアート鑑賞を体験する。2017年「Museum Start あいうえの」(主催:東京都ほか)からインクルーシブ・プログラムの1運営を受託。