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平澤賢治個展

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
平澤賢治
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
単年個人

令和3(2021)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーⅠ 単年助成

事業概要

新型コロナウイルスの拡大と長期化、気候変動、国際秩序や経済の不安定化など私たちの生活は苛烈な変化の局面を迎えた。こうした転換期においてよりいっそう普遍的な人間の在りようを見つめ表現したいとの思いから、「肖像」をテーマにすえた展覧会を平澤賢治の個展として実施した。本展覧会では、「もし愛を定量化できたら、」という仮定から始まりその主題を感情、人の存在、記憶に広げて考察を深め、写真、映像、テキスト、音、光、フード、インスタレーション、パフォーマンスなど多様なメディウムや表現手法を用いて探求。会期中には、MIRA新伝統と、小林勇輝・小野龍一のパフォーマンスも実施した。

実施時期
2022年12月8日(木)-18日(日)
実施場所
北千住BUoY


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。

プロフィール

【平澤賢治】
平澤賢治(1982年生まれ)は慶應義塾大学環境情報学部に在学中に人工衛星を用いたリモートセンシングの技術を習得し、その装置のひとつであるサーモグラフィーカメラを使った美術作品の制作を開始した。その後、渡英してロイヤル・カレッジ・オブ・アートの大学院で本格的に写真を学んだ。自然光でも人工光でもなく有機体が内的に発する光を捕捉することで生まれる初期のポートレイト写真作品は、鑑賞者に生命現象に対する驚きと畏敬の念を喚起する。存命の著名人の蝋人形をサーモグラフィーカメラで撮影した平澤の代表作「セレブリティーズ(Celebrities)」シリーズでは、逆説的に生命と非生命の境界線をめぐる問いを投げかける。恋人の死を境により動的な表情や感情にも関心を抱くようになった平澤は動物や舞踏に被写体の対象を拡大し、新しいメディウムやテクノロジーを積極的に摂取しながら自身の創作活動の幅を広げている。