このウェブサイトではサイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用します。ブラウザの設定によりクッキーの機能を変更することもできます。サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。

  • x
  • Instagram
  • facebook
  • Line
  • Youtube

パレスチナ演劇上演シリーズ「占領の囚人たち」ワークインプログレス、及び公演

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
有限会社名取事務所
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
単年

令和4(2022)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成

事業概要

ユダヤ系イスラエル人作家のエイナット・ヴァイツマンが、パレスチナ人の元/現囚人らと作り上げたドキュメンタリー演劇『Prisoners of the Occupation』。SNS投稿が原因で逮捕・収監され、世界的に有名になった詩人ダーリーン・タートゥールの独白劇『I, Dareen T.』を上演しました。 日本の出演者、制作陣による現地滞在制作(ワークインプログレス)を行い、作品を東京ヴァージョンに改編しました。『Prisoners of the Occupation』はカーメル・バーシャー、日本人3人の男優が囚人や看守、尋問官などをかわるがわる演じ、入獄、尋問、拷問、ハンスト、独房監禁、日々のルーティーン、刑務所間の移送、家族の面会など、さまざまな獄中の場面が再現される。服役中の他の囚人からヴァイツマンが受け取った手紙や、今日まで30年以上収監されている著名な作家ワリード・ダッカが獄中で書き、ヴァイツマンに送ったシーンも登場する。『I, Dareen T.』は森尾舞が作家、ダーリーン、本人の3役を演じました。この事業はパレスチナで現実に起きている事実を観客に伝えることが出来、改めて現実を考える契機になりました。

実施時期
2023年1月10日(火)-26日(日)
実施場所
パレスチナ ナショナルシアター(ハカワーティー劇場)(エルサレム/イスラエル)
「劇」小劇場(東京都世田谷区)


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。

プロフィール

【有限会社名取事務所】
演劇プロデュースを主とし、1996年設立。
イプセン現代劇連続公演(12作)、別役実海外交流シリーズ等の企画制作、現代韓国演劇上演、カナダ演劇最新作連演劇等を手がけている。また海外公演等の活動を展開している。
2018年第25回読売演劇大賞 優秀作品賞「屠殺人 ブッチャー」を受賞。
2020年令和2年度(第75回)文化庁芸術祭優秀賞を「少年Bが住む家」にて受賞。2022年第57回紀伊國屋演劇賞団体賞、2023年ACO沖縄との共同制作「カタブイ、1972」にて第十回ハヤカワ「悲劇喜劇」賞を受賞。