第10回アプサラス演奏会
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- アプサラス
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和4(2022)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーI 単年助成



事業概要
アプサラス第10回演奏会は、2020年12月にサントリーホール ブルーローズにて開催し、多くの聴衆の評価を得た「アプサラス第9回演奏会(全曲 弦楽四重奏の夕べ)」を発展的・求心的に引く継ぐかたちで、新たに『三重奏曲の夕べ』として、三重奏曲をテーマとした作品群によるコンサートを実施した。 「アプサラス」では、作曲家 松村禎三の作品を顕彰するとともに、アプサラス会員と「松村賞」の受賞作品のパフォーマンスなどにより、新たな音楽の地平を拓くことを趣旨とする。 また、近年貴重となりつつある「新作による作曲作品コンクール」である「松村賞」(松村禎三生誕90周年記念)を設立・継続し、未発表作品を広く募り、譜面審査によって選考された受賞作を松村禎三作品及びアプサラス会員の作品とともに披露する、新しいかたちのコンクールそしてコンサートを実現した。 当日演奏された作品は以下の通り。 谷地村博人:ミューゼス第1番『月の道』~3人の奏者のために~(フルート、ヴィオラ、ピアノ) 福丸光詩:『フィグレスⅡ』~ヴィブラフォン、ヴィオラ、チェロのために 甲田潤:フルート、チェロ、ピアノのための『ラプソディ』 中田恒夫:『Whirlpools』(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ) 高橋裕:『玄象』クラリネット、バスクラリネット、ヴァイオリン、ヴィオラ、ピアノのための三重奏曲 若林千春:『木・林・森・・・鼎響』~フルート、ヴィオラとハープのために~ 阿部亮太郎:『この世の風 第5番』(ヴァイオリン、チェロ、ピアノ) 松村禎三:『アプサラスの庭』(フルート、ヴァイオリン、ピアノ)
- 実施時期
- 2022年12月19日(月)
- 実施場所
- 東京文化会館小ホール(東京都台東区)
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【アプサラス】
日本を代表する重要な作曲家である松村禎三氏の業績を讃え、その作品を世に広めるとともに、その遺志を継ぎ、新たな創作・演奏活動を通して音楽芸術の新境地を拓くべく、志を同じくする者による会「アプサラス」を設立。松村氏の作品を含むコンサート(第1回~第9回)の開催や CD のリリース、楽譜・遺稿集の出版など、さらに音楽に熱い思いを寄せる会員 23 名(名誉会員・賛助会員を含むと43名:名誉会員に渡邉康雄氏)の活動の場でもある。また新たに「松村賞」を設立し、若い世代への眼差しを深めている。