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松平頼曉 90歳の肖像 室内楽作品を中心に

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
TRANSIENT
助成区分
東京芸術文化創造発信助成
助成タイプ
単年

令和2(2020)年度 第2期 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム]

事業概要

作曲家松平頼曉は、第二次大戦後の日本で最も重要な作曲家の一人であるが、真価は、未だ十分に知られているとはいえない。特に、そのシステマティックな思考が多方面に拡散している様相は、幾つかの作品を横断的に視聴することで、はじめて明らかになるものだ。よって、その作家性が特に明らかとなる室内楽作品を回顧する必要を思い、当初は2021年2月27日の開催を目指して準備した。しかしながら、新型コロナウィルスの蔓延状況を鑑み、2022年2月18日へと延期。このたび無事に開催されることとなった。選曲は、1950年代から『変奏曲 ヴァイオリン、チェロ、ピアノのための』(1957)、70年代から『アークのためのコヘレンシー』(1976)、80年代から『創世記』 (1981)、90年代から『スパークル』(1997)、00年代から『コントラポジション』(2004)、10年代から『弦楽四重奏曲第3番「ポアソンの遊戯」』(2011)と、それぞれの時期を代表する作品を選択し、未初演だった『トリゴノメトリー』(2014)の初演もおこなった。松平頼曉が人生の節目ごとに書いてきた作品を音楽史的な背景との相関と併せて紹介した貴重な機会となり、配信を行うとともに、NHK-FMで2度(5月、12月)に亘って放送され、高音質でのアーカイブが作成出来たことも成果の一つと考えている。

実施時期
2022年2月18日(金)
実施場所
東京オペラシティ リサイタルホール


※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。

プロフィール

【TRANSIENT】
TRANSIENTは、現代において真に聴かれるべき芸術音楽作品を質の高い演奏で披露すべく、2016年に結成された団体である。作曲家;松平頼曉の未初演のオペラとレクイエムを上演することを、最大の目標として掲げているが、取り上げる作家、作品はそれらばかりではない。