ピンク・リバティ新作公演「とりわけ眺めの悪い部屋」
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- ピンク・リバティ
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
令和3(2021)年度 第1期 東京芸術文化創造発信助成 カテゴリーⅠ 単年助成

とりわけ眺めの悪い部屋(2021) 撮影:中島花子

とりわけ眺めの悪い部屋(2021) 撮影:中島花子

とりわけ眺めの悪い部屋(2021) 撮影:中島花子
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事業概要
都内郊外に佇むそのアパートの一室は、隣に建ったカラオケ店の看板で、窓からの眺めがまるで見えなかった。 その部屋で、伊野夏子は死んだ。彼女が25歳の秋だった。 数年後、夏子はその部屋に引っ越してきた津島一郎に自分の姿が見えているらしいことに気づいた。 一朗は恋人を持たず、友人も少なかった。夏子は彼を気に入った。 見えるはずのない亡霊を主人公として、地縛霊の夏子のモノローグにより展開していくストーリーを上演した。 ワンシチュエーションでありながらも、亡霊とたくさんの人々の関係性が交錯し合う空間を、照明の効果を大いに利用し、作り上げた。 普段、映像作品に携わるスタッフに撮影をしてもらい編集した映像を、オンラインにて配信した。 出演者 湯川ひな、長友郁真、大西礼芳、北村優衣、斎藤友香莉、稲川悟史、古野陽大、葉丸あすか、富川一人 スタッフ 作・演出:山西竜矢 音楽:渡辺雄司
- 実施時期
- 公演:2021年11月10日(水)-14日(日)
オンライン配信:2021年12月25日(土)-31日(金) - 実施場所
- 浅草九劇(東京都台東区) オンライン ※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【ピンク・リバティ】
山西竜矢が脚本・演出をつとめる演劇ユニット。2016年の旗揚げ以降、東京を拠点に活動する。 リアリティある日常生活の情景が奇妙な世界と混ざり合っていく、不穏かつ幻視的な作風が特徴的。人間が元来抱える行き場のないさみしさをユーモアを交えながら描き、空しくも美しい情景として昇華する劇作はどの作品にも通底している。