雀去冬来
※採択時点での情報です。
- 採択団体・個人名
- 公益財団法人 江戸糸あやつり人形 結城座
- 助成区分
- 東京芸術文化創造発信助成
- 助成タイプ
- 単年
平成29年度 東京芸術文化創造発信助成 [単年助成プログラム] 第2期



事業概要
383年の歴史ある江戸糸あやつり人形結城座(東京都無形文化財/国記録選択無形民俗文化財)が、中国の若手で世界から注目を浴びる前衛・新進気鋭の演劇人2人を脚本と演出に迎え、描き下ろし新作を上演した。日本はもちろん、中国も、世界もが直面している高齢化社会を題材に取り上げ、生きるとは、死ぬとは、老いるとは、という人間の生の深淵に迫り、演劇を通して社会問題の問題提起を投げかけた。マルチメディア演劇というライブ映像を映し演じていく手法を取り入れ、「人形×映像×人間」の独自のコラボレーションで、江戸糸あやつり人形を使った新表現に挑んだ。公演事前には、都内の大学で公演理解のための講演会や体験wsを実施し、当公演の理解促進と普及に努めた。 【プログラム】「雀去冬来」 【出演】十二代目結城孫三郎ほか結城座人形遣い、客演:阪本篤 【スタッフ】脚本:ザオ・ビンハオ 構成・演出:ワン・チョン 人形美術:串田和美 他
- 実施時期
- 2017年11月30日(木)-12月3日(日)
- 実施場所
- 座・高円寺2
※事業概要等の情報は、助成をしている団体及び個人より提供されています。
プロフィール
【公益財団法人江戸糸あやつり人形結城座】
1635年江戸葺屋町に初代結城孫三郎が創設。現代の度々上演される古典の名作を数々有する。代表作『伽羅(めいぼく)先代(せんだい)萩(はぎ)』、平賀源内『神霊(しんれい)矢口(やぐち)渡(のわたし)』、『伊達娘(だてむすめ)恋(こい)緋(のひ)鹿子(がのこ)』『新版歌(しんぱんうた)祭文(ざいもん) 野崎村の段』など。明治以降は、海外の翻訳演劇や、書下ろし現代演劇にも積極的に取り組む。特に近年は海外公演、国際協働制作に積極的に取り組んでいる。
昭和31年 東京無形文化財に指定される。
平成8年 国の記録選択を講ずべき無形民俗文化財に選定される。