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流山児★事務所(日本)&阮劇団(台湾)国際共同制作公演 『道』

※採択時点での情報です。

採択団体・個人名
一般社団法人流山児カンパニー
助成区分
Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成
助成タイプ
単年

2019年度 Tokyo Tokyo FESTIVAL 助成 第1期

事業概要

『道』は、日本と台湾の関係について考え、また両国の異なる物の捉え方や文化などを紹介するドキュメント演劇として上演される予定であった。しかし、緊急事態宣言が敷かれ国際間の行き来は不能となり、公演中止、役者の降板の選択も含め話し合いを重ねた。新型コロナへの恐怖は「死」とダイレクトにリンクしていた。 東アジアの死生観では、人の命はライン(直線)ではなく、サークル ― 輪廻、即ち循環し続けると考えられている。――その観点から言うと「死」は同時に再生の始まりであるとも言える。「死」に溢れた2020、日台の演劇人で創作する『道』が人々の再生への糸口となればと考えオンラインでの創作を決定した。 日台の俳優がコロナ期間中に、それぞれ異なる質感、スタイルの短編を作り、そこに台湾の伝統文化の布袋戯をインサートし、人が死んでから輪廻するまでに経験する「関所」の風景を体験させた。「冥土」の7日間の旅路の中で目にする、様々な風景が、再生に向けての新たな想像力となることを期待している。

実施時期
2020年9月26日~10月2日(その後、7日間はストリーミング配信あり)
実施場所
オンライン配信(http://www.ryuzanji.com

プロフィール

【阮劇団(台湾)】
台湾から参加するメンバーは「阮劇団」と伝統人形劇「布袋戯」の操偶師・楽士たちである。「阮」とは、台湾語で「私たち」という意味。「私たちは1人で闘うのではなく、1つずつの物事にじっくりと取り組み、共に成し遂げる」そんな思いで台湾南部の嘉義を拠点に活動している。失われつつある土着の言語・台湾語での演劇上演を行い、地域の文化を現代演劇のなかに織り込み、演劇の大衆化を目指して活動を行っている。